RWANDA post genocide

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JUSTICE
COMPROMISED
~ガチャチャはルワンダを変えたのか~
被疑者への裁判
1. ICTR (ルワンダ国際刑事裁判所)
2. 通常の国内法廷
3. ガチャチャ法廷
カテゴリー1
(最重要犯罪)
を扱う
カテゴリー2・3
(殺人・暴力、略
奪・損害)を扱う
後には1の一部も含まれる
ように(‘08~)
ガチャチャの手順
1. 公判
2. 抗議
3. 改定
ガチャチャ法廷の特徴
1. ジェノサイドという重犯罪の審理
2. 判事団が一般住民
3. 無期禁固刑を最大刑とする過酷な応報
4. 成文法に基づく裁判
5. 修復性
ガチャチャ法廷の特徴
1. ジェノサイドという重犯罪
2. 判事団が一般住民
3. 無期禁固刑を最大刑とする過酷な応報
4. 成文法に基づく裁判
5. 修復性
最大の特徴:修復性
修復性とは?
被害者・加害者・地域共同体のメンバーが、犯罪による害の
修復に向け、直接的な会合を通して解決を図るプロセス
応報性
犯罪は法・国家に対する侵害であり、加害者の罪を定め、
応報として懲罰を科すことで正義の貫徹を目指すプロセス
修復性とその効果①
地域住民の証言とその協議に基づいて行われる裁判
判決内容に関するオーナーシップが強化される
修復性とその効果②
自白と有罪答弁手続きによる刑の軽減
再犯を防止する
修復性とその効果③
減刑処分としての公益奉仕労働刑
刑務所人口削減、社会への再統合、和解促進
修復性とその効果④
物質的損害への民事賠償・国家による補償の規定
謝罪真意と侵害事実の公認による被害者の尊厳回復
フツとツチの関係は
本当に「修復」されたのか?
CASE 1
CASE 1
“My conscience was not quiet, and when I would see her I
was very ashamed. After being trained about unity and
reconciliation, I went to her house and asked for
forgiveness. Then I shook her hand. So far, we are on good
terms.”
- KARENZI (perpetrator) -
CASE 1
“He killed my father and three brothers, but he came alone
to me and asked for pardon. He had been in prison and
helped me build a house with a covered roof. I was afraid of
him — now I have granted him pardon, things have become
normal, and in my mind I feel clear.”
- NYIRAMANA (survivor) -
CASE 2
CASE 2
“I burned her house. I attacked her in order to kill her and
her children, but God protected them, and they escaped.
When I was released from jail, if I saw her, I would run and
hide. I decided to ask her for forgiveness. To have good
relationships with the person to whom you did evil deeds
— we thank God.”
- MUDAHERANWA (perpetrator) -
CASE 2
“I used to hate him. When he came to my house and
knelt down before me and asked for forgiveness, I was
moved by his sincerity. Now, if I cry for help, he comes
to rescue me. When I face any issue, I call him.”
- MUKANYANDWI (survivor) -
しかし…
CASE 3
「土地に戻ってきたフツの心に善良さを
垣間見ることはできません。赦しを求め
るフツのことを聞いたこともない。こん
な状況でフツを赦せるはずがない。」
CASE 4
「刑務所から戻ったフツの家族は畑を耕すけれ
ど、奪ったものを返してくれません。彼らは私
たちとは話しません。赦しを求めてないのです。
時間と沈黙に任せた和解は絶対にしてはいけな
いと思うのですが。」
ムカマンジ 女 27歳
発揮されなかった修復的正義
1.不参加者への罰則、裁判の加速化など政府の裁判早期終
結に向けての対策による意欲の低下
2. 加害者の自白の信憑性に疑問
3. 公共奉仕の労働刑を政府が労働力のプールとして利用し
たため、社会再統合や和解に資さず
4.民所賠償への強制措置なく、国家補償はうやむやに
発揮されなかった修復的正義
1. 不参加者への罰則、裁判の加速化など政府の裁判
早期終結に向けての対策による意欲の低下
2. 加害者の自白の信憑性に疑問
3. 公共奉仕の労働刑を政府が労働力のプールとして利用し
たため、社会再統合や和解に資さず
4.民所賠償への強制措置なく、国家補償はうやむやに
発揮されなかった修復的正義
1.不参加者への罰則、裁判の加速化など政府の裁判早期終
結に向けての対策による意欲の低下
2. 加害者の自白の信憑性に疑問
3. 公共奉仕の労働刑を政府が労働力のプールとして利用し
たため、社会再統合や和解に資さず
4.民所賠償への強制措置なく、国家補償はうやむやに
発揮されなかった修復的正義
1.不参加者への罰則、裁判の加速化など政府の裁判早期終
結に向けての対策による意欲の低下
2. 加害者の自白の信憑性に疑問
3. 公共奉仕の労働刑を政府が労働力のプールとして
利用したため、社会再統合や和解に資さず
4.民所賠償への強制措置なく、国家補償はうやむやに
発揮されなかった修復的正義
1.不参加者への罰則、裁判の加速化など政府の裁判早期終結
に向けての対策による意欲の低下
2. 加害者の自白の信憑性に疑問
3. 公共奉仕の労働刑を政府が労働力のプールとして利用した
ため、社会再統合や和解に資さず
4.民所賠償への強制措置なく、国家補償もうやむやに
公平性の欠如
1. RPFのフツに対する侵害はガチャ
チャや国内法廷、ICTRにおいてさえ裁
かれず、現在まで不問に付されたまま。
2. 被疑者の権利の無視
ガチャチャはツチにもフツにも失望を
与えることに…
ツチの人々は今も孤独を抱
え、苦しみながら生きている
…
参考文献
イマキュレー・イリバキザ
スティーブ・アーウィン
(2006)「生かされて。」
ジャン・ハッツフェルド (2013) 「隣人が殺人者に変わる時」
かもがわ出版
Human Right Watch (2011) “Justice Compromised”
http://www.hrw.org/sites/default/files/reports/rwanda0511webwcover_0.pdf
NY Times (2014/4/6) “Portraits of Reconciliation”
http://www.nytimes.com/interactive/2014/04/06/magazine/06-pieter-hugorwanda-portraits.html
日本平和学会 (2011 秋) 佐々木和之 「ルワンダ大虐殺後の移行期正義
ー地域共同体裁判「ガチャチャ」は和解の促進に貢献したのか?-」
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