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船用鋳鉄弁
JIS F 7425:2021
(JSTRA)
令 和 3 年 1 月 20 日
改正
日本産業標準調査会 審議
(日本規格協会 発行)
著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。
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F 7425:2021
日本産業標準調査会標準第一部会 構成表
氏名
(部会長)
(委員)
酒 井 信 介
秋 山
進
安 部
泉
市
伊
大
奥
木
木
佐
佐
椎
寺
千
寺
奈
西
久
福
藤
星
棟
村
山
川
藤
瀧
野
村
村
伯
伯
名
家
葉
澤
良
江
田
田
本
川
近
垣
内
直 樹
弘
雅 寛
麻衣子
一 弘
たま代
誠 治
洋
武 夫
克 昌
光 一
富 雄
広 一
勇 二
真
泰 和
浩 志
安 之
雅 彦
善 浩
正 剛
山 田 陽 滋
和 迩 健 二
所属
横浜国立大学
株式会社デンソー(公益社団法人自動車技術会)
公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサル
タント・相談員協会
国立研究開発法人産業技術総合研究所
国立研究開発法人建築研究所
お茶の水女子大学
三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社
国立研究開発法人物質・材料研究機構
主婦連合会
一般財団法人日本船舶技術研究協会
一般社団法人日本鉄道車輌工業会
千葉大学
一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会
関西学院大学
一般社団法人日本鉄鋼連盟
長野計器株式会社
一般財団法人研友社
東北大学
一般財団法人日本規格協会
早稲田大学
公益財団法人共用品推進機構
早稲田大学
東京女子医科大学
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線
医学総合研究所
名古屋大学
一般社団法人日本自動車工業会
_____________________________________________________
主 務 大 臣:国土交通大臣
制定:平成 8.11.8
改正:令和 3.1.20
官 報 掲 載 日:令和 3.1.20
原 案 作 成 者:一般財団法人日本船舶技術研究協会
(〒107-0052 東京都港区赤坂 2-10-9 ラウンドクロス赤坂 TEL 03-5575-6425)
審 議 部 会:日本産業標準調査会 標準第一部会(部会長 酒井 信介)
この規格についての意見又は質問は,上記原案作成者,国土交通省海事局 船舶産業課[〒100-8918 東京都千代田区
霞が関 2-1-3 TEL 03-5253-8111(代表)
]又は経済産業省産業技術環境局 国際標準課[〒100-8901 東京都千代田区霞
が関 1-3-1
TEL 03-3501-1511(代表)]にご連絡ください。
なお,日本産業規格は,産業標準化法の規定によって,少なくとも 5 年を経過する日までに日本産業標準調査会の審
議に付され,速やかに,確認,改正又は廃止されます。
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F 7425:2021
目 次
ページ
1
適用範囲························································································································· 1
2
引用規格························································································································· 1
3
種類······························································································································· 2
4
流体の状態と最高使用圧力との関係 ····················································································· 2
5
構造,形状及び寸法 ·········································································································· 2
6
材料······························································································································· 2
7
検査······························································································································· 2
8
製品の呼び方,略号及び略号表示方法 ·················································································· 6
8.1 製品の呼び方及び略号 ···································································································· 6
8.2 略号の表示方法 ············································································································· 6
8.3 略号構成の例 ················································································································ 7
9
表示······························································································································· 8
附属書 A(参考)仕切弁の弁箱の形状(呼び圧力 5K 又は 10K) ·················································· 36
附属書 B(参考)仕切弁の蓋の形状(呼び圧力 5K 又は 10K) ····················································· 37
附属書 C(参考)仕切弁の弁体の形状(呼び圧力 5K 又は 10K) ·················································· 38
附属書 D(参考)仕切弁のドレンプラグ用座及び掃除穴······························································ 39
附属書 E(参考)呼び圧力 5K の仕切弁で使用圧力が 0.20 MPa の場合の開閉力 ······························· 41
附属書 F(参考)29 度台形ねじ ······························································································ 42
解 説 ······························································································································· 46
(1)
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F 7425:2021
まえがき
この規格は,産業標準化法第 16 条において準用する同法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般財団法人
日本船舶技術研究協会(JSTRA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,
日本産業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS F
7425:2006 は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(2)
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日本産業規格
JIS
F 7425:2021
船用鋳鉄弁
Shipbuilding-Cast iron valves
1
適用範囲
この規格は,船の蒸気,清水,海水,油,空気管系などに用いる鋳鉄弁について規定する。
注記 この規格で用いる圧力は,ゲージ圧である。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。
)を適用する。
JIS B 0205-1 一般用メートルねじ-第 1 部:基準山形
JIS B 0205-2 一般用メートルねじ-第 2 部:全体系
JIS B 0205-3 一般用メートルねじ-第 3 部:ねじ部品用に選択したサイズ
JIS B 0205-4 一般用メートルねじ-第 4 部:基準寸法
JIS B 0216-1 メートル台形ねじ-第 1 部:基準山形及び最大実体山形
JIS B 0216-2 メートル台形ねじ-第 2 部:全体系
JIS B 0216-3 メートル台形ねじ-第 3 部:基準寸法
JIS B 1532 転がり軸受-平面座スラスト玉軸受
JIS B 1575 グリースニップル
JIS B 2239 鋳鉄製管フランジ
JIS F 7102 船舶機関部管系用ガスケット及びパッキン使用基準
JIS F 7335 船用ホース金物
JIS F 7400 船用弁及びコックの検査通則
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材
JIS G 5101 炭素鋼鋳鋼品
JIS G 5121 ステンレス鋼鋳鋼品
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS H 3250 銅及び銅合金の棒
JIS H 3260 銅及び銅合金の線
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
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2
F 7425:2021
JIS H 5121 銅合金連続鋳造鋳物
3
種類
鋳鉄弁の種類,呼び圧力及び呼び径は,表 1 による。
4
流体の状態と最高使用圧力との関係
鋳鉄弁に対する流体の状態と最高使用圧力との関係は,表 2~表 6 による。
なお,呼び圧力 5K の仕切弁について,使用圧力が 0.2 MPa の場合の開閉力を附属書 E に示す。
5
構造,形状及び寸法
鋳鉄弁の構造,形状及び寸法は,表 1 による。構造,形状及び寸法を示す図 1~図 25 に規定する弁箱の
15
肉厚 a 及び蓋の肉厚 a1 の許容差は,( +
-10 )%とする。ただし,許容差の計算値が 1 mm 未満の場合は,1 mm
とする。
なお,呼び圧力 5K 又は 10K の仕切弁の弁箱,蓋及び弁体の形状の例を,附属書 A,附属書 B 及び附属
書 C にそれぞれ示す。また,仕切弁のドレインプラグ用座及び掃除穴の例を,附属書 D に示す。
6
材料
鋳鉄弁の材料は,表 1 による。
なお,要部(弁体,弁座及び弁棒)の材料に銅合金系材料を使用するものを B 系列,ステンレス鋼系材
料を使用するものを S 系列という。
7
検査
鋳鉄弁の検査は,JIS F 7400 によって,次の a)~e) について行う。
a)
材料検査
b)
外観検査
c)
寸法検査
d)
組立検査
e)
圧力検査 圧力検査は,次の 1) 及び 2) とし,表 1 に示す試験圧力で行う。
1)
弁座水漏れ検査
2)
弁箱水圧検査
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3
F 7425:2021
表 1-鋳鉄弁の種類,種類の略号,呼び圧力,呼び径,材料,試験圧力,構造,形状及び寸法
鋳鉄弁の
種類
玉形弁,アン
グル弁
種類の
略号
FGF
FLF
FGF
呼び
圧力
5K
10K
ね じ 締 め 逆 FGFN
止め玉形弁,
ねじ締め逆
止 め ア ン グ FLFN
ル弁
リフト逆止
め玉形弁,リ
フト逆止め
アングル弁
スイング逆
止め弁
仕切弁
50
○
65
○
80
100
125
150
200
○
○
250
○
材料 e)
300
○
350
400
450
500
550
600
○
-
-
弁座水漏れ検査 c), d)
弁箱,蓋及び要部(弁体,弁座及び弁棒)は,図 4
及び図 6 の太字で示した材料のとおりとする。
材料の組合せによって,B 系列と S 系列とがある。た
だし,呼び径 250 以上のものは,B 系列だけとする。
弁箱,蓋及び要部(弁体,弁座及び弁棒)は,図 4
及び図 8 の太字で示した材料のとおりとする。
材料の組合せによって,B 系列と S 系列とがある。た
だし,呼び径 250 以上の S 系列のものは,弁体及び
弁座を JIS G 5101 の SC450 にしてもよい。この場合,
弁座面にステンレス鋼の盛り金を行う。
0.9
呼び径 200 以下
1.54
2.1
呼び径 250 以上
1.1
1.5
図2
及び
図7
3.3
図3
-
-
-
○
○
○
○
○
○
○
-
-
16K
○
○
○
○
-
-
-
-
-
弁箱,蓋及び要部(弁体,弁座及び弁棒)は,図 4
の太字で示した材料のとおりとする。
材料の組合せによって,B 系列と S 系列とがある。
5K
○
○
○
○
○
○
○
-
-
弁箱,蓋及び要部(弁体,弁座及び弁棒)は,図 12
呼び径
及び図 14 の太字で示した材料のとおりとする。
材料の組合せによって,B 系列と S 系列とがある。た
300 以下
だし,呼び径 250 以上のものは,B 系列だけとする。 350 及び 400
○
○
○
-
呼び径 450 以上のもののハンドル車は,注文
者の指定があれば歯車装置付きとしてもよ
い。
0.66
○
○
図1
及び
図5
呼び径 350 及び 400
○
○
その他
1.05
○
○
参照
図番号
0.77
○
○
弁箱
水圧
検査
呼び径 300 以下
○
○
構造,形状 e)及び寸法
試験圧力
MPa
○
FLF
FGF
FLF
呼び径 a)
2.42
450 以上
弁体の
下方から
0.77
弁体の上方から
0.77 から 0.4 まで減圧する。 1.05
0.66
0.66 から 0.3 まで減圧する。 0.9
0.55
0.55 から 0.2 まで減圧する。 0.75
図9
及び
図 13
FGFN
FLFN
10K
○
○
○
○
-
-
-
-
-
弁箱,蓋及び要部(弁体,弁座及び弁棒)は,図 12
の太字で示した材料のとおりとする。
材料の組合せによって,B 系列と S 系列とがある。
弁体の下方から 1.54
弁体の上方から 1.54 から 0.4 まで減圧する。
2.1
図 10
FGFN
FLFN
16K
○
○
○
-
-
-
-
-
-
弁箱,蓋及び要部(弁体,弁座及び弁棒)は,図 12
の太字で示した材料のとおりとする。
材料の組合せによって,B 系列と S 系列とがある。
弁体の下方から 2.42
弁体の上方から 2.42 から 0.4 まで減圧する。
3.3
図 11
FGFLN
5K
○
○
○
-
-
-
-
-
-
弁体の上方から 0.77 から 0.4 まで減圧する。
1.05
図 15
-
○
○
○
○
-
-
-
-
-
弁箱,蓋,弁体及び弁座は,図 15 の太字で示した材
料のとおりとする。
5K
○
○
○
○
○
-
-
-
-
弁箱,蓋,弁体,弁座,アーム及びピンは,図 17 の
太字で示した材料のとおりとする。
出口側から 0.77 から 0.4 まで減圧する。
1.05
図 16
10K
○
○
○
○
-
-
-
-
-
弁箱,蓋,弁体,弁座,アーム及びピンは,図 17 の
太字で示した材料のとおりとする。
出口側から 1.54 から 0.4 まで減圧する。
2.1
使用温度 70 ℃以下の場合の弁体の弁座は,
注文者の指定があれば合成ゴム座の焼付け
としてもよい。
5K
○
○
○
○
○
○
○
○
○
弁箱,蓋,要部(弁体,弁座及び弁棒)及びねじこ
まは,図 20 及び図 23 の太字で示した材料のとおり
とする。
材料の組合せによって,B 系列と S 系列とがある。
図 18
及び
図 21
弁箱,蓋及び弁体には,必要に応じ適切なリ
ブを設ける。呼び径 450~600 のものの開閉
機構は,使用圧力 0.2 MPa 以下の場合は,注
文者の指定があればスラスト玉軸受を省略
し,ハンドル車直接開閉方式にしてもよい。
弁箱,蓋及び弁体には,必要に応じ適切なリ
ブを設ける。
FLFLN
FGFSN
FSF
10K
16K
○
-
○
-
○
-
○
-
○
-
○
○
○
○
○
-
○
-
呼び径 400 以下
0.77
1.05
呼び径 450~600
0.55
0.75
ただし,呼び径 300 以上のものは上記の圧力以下で,
注文者の指定する圧力によることができる。
呼び径 400 以下
1.54
2.1
呼び径 450~600
1.32
1.8
図 18
及び
図 22
2.4
図 19
弁箱,蓋,要部(弁体,弁座及び弁棒)及びねじこ
まは,図 20 及び図 23 の太字で示した材料のとおり
とする。
材料の組合せによって,B 系列と S 系列とがある。
ただし,呼び径 300 以上のものは上記の圧力以下で,
注文者の指定する圧力によることができる。
図 20 による。
材料の組合せによって,B 系列と S 系列とがある。
1.76。ただし,この圧力以下で注文者の指定する圧力
としてもよい。
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4
F 7425:2021
表 1-鋳鉄弁の種類,種類の略号,呼び圧力,呼び径,材料,試験圧力,構造,形状及び寸法(続き)
鋳鉄弁の
種類
種類の
略号
玉形ホース
弁,アングル
ホース弁 b)
注 a)
b)
c)
d)
e)
FGFH
FLFH
呼び
圧力
呼び径 a)
50
65
80
100
125
150
200
250
材料 e)
300
350
400
450
500
550
600
構造,形状 e)及び寸法
試験圧力
MPa
弁座水漏れ検査 c), d)
弁箱
水圧
検査
参照
図番号
その他
図 24
-
5K
○
-
-
-
-
-
-
-
-
弁箱,蓋,要部(弁体,弁座及び弁棒)及びホース
元継手は,図 25 の太字で示した材料のとおりとする。
0.77 b)
1.05
10K
○
○
-
-
-
-
-
-
-
弁箱,蓋,要部(弁体,弁座及び弁棒)及びホース
元継手は,図 25 の太字で示した材料のとおりとする。
1.54 b)
2.1
呼び径欄の○印のあるものは,この規格に規定のあるものを示す。
ホース弁の元継手水圧試験はホース金物として,次の試験圧力で行う。
なお,元継手を弁箱に取り付けた状態で,弁箱の水圧試験圧力で同時に行ってもよい。
ホース金物試験圧力
呼び圧力
試験圧力
MPa
5K
0.77
10K
1.54
呼び径 50 の鋳鉄弁は,弁座水漏れ検査に代えて弁座空気漏れ検査を行う場合,0.6 MPa の空気試験圧力とする。
呼び径 50 の鋳鉄弁は,弁箱水圧検査に代えて弁箱空気漏れ検査を行う場合,0.6 MPa の空気試験圧力とする。ただし,この検査を行う場合には,形式別及び圧力別に事前に各弁規定の水圧による代表試験の自主検査に合格し,その記録を保管する。
フランジの外形は,機械仕上げ又は黒皮のいずれでもよい。
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5
F 7425:2021
表 2-玉形弁及びアングル弁の最高使用圧力
単位
流体の状態
MPa
呼び圧力
5K
10K
16K
呼び径
200 以下
250,300
350,400
200 以下
250 以上
200 以下
B
B
S
-
1.6
系列
B
S
B
B
230 ℃以下の蒸気
-
0.5
-
-
205 ℃以下の蒸気
0.5
S
S
1.0
-
1.0
1.6
0.5
飽和蒸気
0.5
空気及びガス
油及び脈動水
120 ℃以下の静流水
0.7
-
-
0.5
1.0
0.6
1.6
1.4
2.2
表 3-ねじ締め逆止め玉形弁及びねじ締め逆止めアングル弁の最高使用圧力
単位
流体の状態
MPa
呼び圧力
5K
10K
16K
200 以下
150 以下
B
S
B
S
-
1.0
-
1.6
呼び径
200 以下
250,300
350,400
450 以上
系列
B
S
230 ℃以下の蒸気
-
0.5
205 ℃以下の蒸気
0.5
空気及びガス
B
-
-
-
1.0
0.5
0.5
油及び脈動水
120 ℃以下の静流水
0.7
1.6
1.0
1.6
1.4
2.2
0.4
0.6
0.5
表 4-スイング逆止め弁,リフト逆止め玉形弁及びリフト逆止めアングル弁の最高使用圧力
単位
流体の状態 a)
スイング逆止め弁
リフト逆止め玉形弁
リフト逆止めアングル弁
呼び圧力
5K
10K
250 以下
200 以下
5K
呼び径
150 以下
200 以下
油及び脈動水
0.5
1.0
0.5
120 ℃以下の静流水
0.7
1.4
0.7
注 a)
MPa
弁の種類
スイング逆止め弁で弁体にゴム座を使用する場合の使用温度は,70 ℃以下とする。
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6
F 7425:2021
表 5-仕切弁の最高使用圧力
単位
流体の状態
MPa
呼び圧力
5K
10K
16K
呼び径
200 以下
250~400
0.3
飽和蒸気
450 以上
200 以下
0.2
250~400
0.5
0.3
0.5
油及び脈動水
120 ℃以下の静流水
450 以上
-
1.0
0.7
0.5
1.4
300~400
1.6
1.2
-
表 6-玉形ホース弁及びアングルホース弁の最高使用圧力
MPa
単位
流体の状態
呼び圧力
5K
10K
呼び径
50
8
50,65
脈動水
0.5
1.0
120 ℃以下の静流水
0.7
1.4
製品の呼び方,略号及び略号表示方法
8.1
製品の呼び方及び略号
鋳鉄弁の呼び方は,規格の名称,呼び圧力,呼び径,弁の種類及び材料系列記号,又はその略号による。
鋳鉄弁の呼び方及び略号の例を,表 7 に示す。
表 7-製品の呼び方及び略号の例
製品の呼び方
8.2
略号
船用鋳鉄 5K-50 玉形弁 B
FGF550B
船用鋳鉄 5K-50 アングル弁 S
FLF550S
船用鋳鉄 5K-50 ねじ締め逆止め玉形弁 B
FGFN550B
船用鋳鉄 5K-50 ねじ締め逆止めアングル弁 B
FLFN550B
船用鋳鉄 5K-50 リフト逆止め玉形弁
FGFLN550
船用鋳鉄 5K-50 リフト逆止めアングル弁
FLFLN550
船用鋳鉄 5K-50 スイング逆止め弁
FGFSN550
船用鋳鉄 5K-50 仕切弁 B
FSF550B
船用鋳鉄 5K-450 仕切弁 S(スラスト玉軸受付)
FSF5450ST
船用鋳鉄 5K-50 玉形ホース弁
FGFH550
船用鋳鉄 5K-50 アングルホース弁
FLFH550
略号の表示方法
略号の表示方法は,次による。
なお,□の数は,表示桁数を表すが,表示桁数が少ない場合,又はその略号がない場合は,左に詰めて
表示する。
□
①
□
②
□
③
□□□
④
□□□
⑤
□□□
⑥
① 船用品略号
著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。
□□□□
⑦
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7
F 7425:2021
F:船用品を示す。
② 種類略号
G:玉形弁(スイング弁を含む。) L:アングル弁
S:仕切弁
③ 本体(弁箱)材料略号
F:鋳鉄
④ 用途又は形状略号
N:ねじ締め逆止め弁
LN:リフト逆止め弁
SN:スイング逆止め弁
H:フランジ形ホース弁
⑤ 呼び圧力略号
5:呼び圧力 5K のもの
10:呼び圧力 10K のもの
16:呼び圧力 16K のもの
⑥ 呼び径略号
例 50
呼び径 50 のもの
200
呼び径 200 のもの
⑦ 特殊表示略号
◎ 要部材料
B:B 系列
S:S 系列
◎ その他
T:スラスト玉軸受付
8.3
略号構成の例
略号構成の例を,次に示す。
例1
船用鋳鉄 5K 玉形弁,呼び径 50 で,要部材料 B 系列のもの。
F
G
F
5
50
B
特殊表示略号で,要部材料 B 系列を示す。
呼び径略号で,呼び径 50 を示す。
呼び圧力略号で,呼び圧力 5K を示す。
本体(弁箱)材料略号で,鋳鉄を示す。
種類略号で,玉形弁を示す。
船用品略号で,船用を示す。
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例2
船用鋳鉄 5K ねじ締め逆止め玉形弁,呼び径 50 で,要部材料 B 系列のもの。
F
G
F
N
5
50
B
特殊表示略号で,要部材料 B 系列を示す。
呼び径略号で,呼び径 50 を示す。
呼び圧力略号で,呼び圧力 5K を示す。
用途又は形状略号で,ねじ締め逆止め弁を示す。
本体(弁箱)材料略号で,鋳鉄を示す。
種類略号で,玉形弁を示す。
船用品略号で,船用を示す。
9
表示
鋳鉄弁の表示は,次の a) 及び b) による。
a)
鋳鉄弁の弁箱の側面に,表 8 の事項を表示する。
b)
ねじ締め逆止め玉形弁及びねじ締め逆止めアングル弁は,弁棒の頭部に十字の溝を切って墨入れを行
い,逆止め弁であることを表示する。
表 8-表示事項
呼び圧力
弁の種類
5K
10K
16K
玉形弁及びアングル弁
5K
10K
16K
ねじ締め逆止め玉形弁及び
ねじ締め逆止めアングル弁
5K
リフト逆止め玉形弁及びリ
フト逆止めアングル弁
5K
10K
スイング逆止め弁 a)
5K
10K
玉形ホース弁及びアングル
ホース弁
5K
10K
16K
仕切弁 b)
表示事項
a) 呼び圧力及び呼び径
b) 流れ方向の矢印
c) 製造業者名又はその略号
d) 製造年月又はその略号
a)
b)
c)
d)
注 a)
b)
呼び圧力及び呼び径
弁座水漏れ試験圧力
呼び径 300 以上で,試験圧力が注文者
の指定による場合だけ表示する。
製造業者名又はその略号
製造年月又はその略号
スイング逆止め弁で,弁体にゴム座を使用する場合は,蓋の周囲面に R の文字を
刻印する。
仕切弁には,流れ方向の矢印は表示しない。
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玉形弁
アングル弁
材料が
S 系列のもの
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 50~200 のもの
単位
呼 d
び
径
d1
L
L1
d)
50 50 58 210
100
65 65 73 250
115
80 80 88 280
130
100 100 111 340
150
125 125 138 410
170
150 150 163 480
190
200 200 213 570
220
注 a)
b)
c)
d)
e)
f)
フランジ a)
全開 リ ハン
D ボルト穴 ボル t 高さ フ ドル d 2
(約) ト 車 d2
中心 数 h トの
ねじ
H d) l D2 d)
円の
の

H
径
呼び
C
130 105 4 15 M12 16 270 17 160 110
240
105
155 130 4 15 M12 18 300 22 180 135
255
130
180 145 4 19 M16 18 310 27 180 160
265
150
200 165 8 19 M16 20 360 33 224 195
310
185
235 200 8 19 M16 20 390 42 250 240
330
225
265 230 8 19 M16 22 445 50 280 280
380
265
320 280 8 23 M20 24 530 67 315 365
450
340
mm
弁箱
蓋の
弁棒
パッ ねじの 参考
e)
H
a R
S キン 呼び c) 計算
1 D1 d4 高さ ねじの
b)
H4 呼び
箱 d10 d11 質量
H1
d)
d7
d6
(kg)
d), f)
8 110 90
60
9 135 105
62
9 160 110
65
10 195 125
75
11 240 145
85
12 280 165
100
15 365 210
130
140 78 120 Tr20×4
(TW20)
160 95 128 Tr22×5
(TW22)
190 110 128 Tr22×5
(TW22)
215 135 148 Tr26×5
(TW26)
245 165 148 Tr28×5
(TW28)
270 190 168 Tr32×6
(TW32)
335 240 185 Tr36×6
(TW36)
14 32 M12 M12 14.7
12.9
14 36 M12 M12 21.3
18.2
14 36 M16 M12 27.7
23.4
19 42 M16 M12 40.8
33.7
22 44 M16 M12 57.6
46.2
22 50 M16 M16 80.3
63.4
27 56 M20 M16 139
105
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 5K の規定による。
d6 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよ
い。
d10 及び d11 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
欄に二つの数字が表示されているものは,上段が玉形弁,下段がアングル弁の寸法,計算質量を示す。
表中の R 寸法は,玉形弁だけに適用する。
計算質量は,材料が B 系列のものを示す。
図 1-呼び圧力 5K 玉形弁及びアングル弁-構造,形状及び寸法(呼び径 50~200)
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玉形弁
アングル弁
材料が
S 系列のもの
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 50~200 のもの
単位 mm
呼 d
び
径
d1
L
L1
d)
50 50 58 220
120
65 65 73 270
130
80 80 88 300
140
100 100 111 350
160
125 125 138 420
180
150 150 163 490
205
200 200 213 570
230
注 a)
b)
c)
d)
e)
f)
フランジ a)
全開 リフ ハン
弁箱
蓋の
弁棒
パッ ねじの
e)
d
H
D ボルト穴 ボル t 高さ ト ドル 2 a R
D1 d4 高さ ねじの S キン 呼び c)
1
トの
(約) l
H4 呼び b)
箱 d10 d11
車 d2
中心 数 h
H1
ねじ
H
d)
d)
円の
d7
D2 d)
d6
の
H
径
呼び
C
155 120
175 140
185 150
210 175
250 210
280 240
330 290
4 19 M16 20 285
255
4 19 M16 22 310
270
8 19 M16 22 320
275
8 19 M16 24 370
315
8 23 M20 24 420
360
8 23 M20 26 470
405
12 23 M20 26 555
475
17
22
27
33
42
50
67
160 110
105
200 135
130
200 160
150
250 195
185
280 240
225
315 280
265
355 365
340
10 110 95
65
11 135 105
62
11 160 110
65
12 195 130
75
13 240 150
90
14 280 170
105
17 365 210
130
155 78 130 Tr22×5
(TW22)
175 95 135 Tr24×5
(TW24)
190 110 135 Tr24×5
(TW24)
215 135 150 Tr28×5
(TW28)
260 165 170 Tr32×6
(TW32)
285 190 182 Tr36×6
(TW36)
335 240 205 Tr42×7
(TW42)
参考
計算
質量
(kg)
d), f)
14 36 M16 M12 19.9
18.2
17 38 M16 M12 28.7
25.4
17 38 M16 M12 32.4
27.4
22 44 M16 M12 48.7
40.6
22 50 M20 M16 73.1
69.9
27 56 M20 M16 104
81.0
30 66 M20 M16 162
125
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 10K の規定による。
d6 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2,及び JIS B 0216-3 による。
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよ
い。
d10 及び d11 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
欄に二つの数字が表示されているものは,上段が玉形弁,下段がアングル弁の寸法,計算質量を示す。
表中の R 寸法は,玉形弁だけに適用する。
計算質量は,材料が B 系列のものを示す。
図 2-呼び圧力 10K 玉形弁及びアングル弁-構造,形状及び寸法(呼び径 50~200)
著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。
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玉形弁
アングル弁
材料が
S 系列のもの
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 50~200 のもの
単位
呼 d
び
径
d1
L
L1
d)
50 50 58 220
120
65 65 73 270
130
80 80 88 300
150
100 100 111 350
170
125 125 138 430
200
150 150 163 500
225
200 200 213 570
250
注 a)
b)
c)
d)
e)
f)
mm
フランジ a)
全開 リフ ハン
弁箱
蓋の
弁棒
パッ ねじの
参考
計算
D ボルト穴 ボル t 高さ ト ドル d2 a R e) H1 D1 d4 高さ ねじの S キン 呼び c)
トの
b)
(約)
H
箱
l
車


4
呼び
中心 数 h
d10 d11 質量
d2
H1
ねじ
H d)
d)
円の
d7
D2 d)
d6
(kg)
の
H
径
d), f)
呼び
C
155 120
175 140
200 160
225 185
270 225
305 260
350 305
8 19 M16 20 285
255
8 19 M16 22 310
270
8 23 M20 24 340
295
8 23 M20 26 385
330
8 25 M22 26 455
390
12 25 M22 28 510
435
12 25 M22 30 630
540
17 160 110
105
22 200 135
130
27 224 160
150
33 250 195
185
42 315 240
225
50 355 280
265
67 450 365
340
10 110 95
65
11 135 105
62
12 160 115
70
13 195 135
80
15 240 160
95
16 280 185
110
19 365 225
140
155 78 130 Tr22×5
(TW22)
175 95 135 Tr24×5
(TW24)
205 110 148 Tr26×5
(TW26)
230 135 160 Tr30×6
(TW30)
270 165 185 Tr36×6
(TW36)
295 190 205 Tr42×7
(TW42)
350 240 230 Tr48×8
(TW48)
14 36 M16 M12 19.6
18.0
17 38 M16 M12 28.3
25.0
19 42 M20 M12 40.4
35.7
22 48 M20 M12 56.9
49.2
27 56 M22 M16 89.5
76.1
30 66 M22 M16 123
103
36 74 M22 M20 188
155
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 16K の規定による。
d6 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよい。
d10 及び d11 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
欄に二つの数字が表示されているものは,上段が玉形弁,下段がアングル弁の寸法,計算質量を示す。
表中の R 寸法は,玉形弁だけに適用する。
計算質量は,材料が B 系列のものを示す。
図 3-呼び圧力 16K 玉形弁及びアングル弁-構造,形状及び寸法(呼び径 50~200)
著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。
Licenced to Eduardo Fachetti(Globomar Comercial LTDA) JSA Webdesk No.913035052 / Downloaded:2023-11-08
Single user license only. Copying and networking prohibited. This is subject to the END USER LINCENCE AGREEMENT.
12
F 7425:2021
玉形弁
アングル弁
材料が
S 系列のもの
呼び径 50~200 のもの
部品
番号
部品名称 a)
材料 b)
B 系列
1
弁箱
2
蓋
3
ハンドル車
4
弁体
5
弁座
6
S 系列
部品名称 a)
材料 b)
B 系列
S 系列
12
植込みボルト
JIS H 3250 の C3771BD
13
六角ナット c)
JIS G 3101 の SS400
JIS G 5501 の FC200
14
六角ナット
JIS H 3250 の C3604BD
JIS H 5120 の
CAC406
JIS G 5121 の
SCS2
15
六角ナット
16
止めピン
JIS G 3101 の SS400
弁押さえ
JIS H 5120 の
CAC406
JIS H 5121 の
CAC406C
JIS G 4303 の
SUS420J2
17
割りピン c)
JIS H 3260 の C2600W
7
ねじはめ輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
18
弁付き回り止
め
JIS H 3100 の
C2600P
8
パッキン受け
輪
JIS H 5120 の
CAC406
JIS H 5121 の
CAC406C
JIS H 3250 の
C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
19
パッキン
JIS F 7102 による。
9
パッキン押さ
え
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
20
ガスケット
10
弁棒
JIS H 3250 の
C3771BD 又は
C3771BE
21
文字板 d)
11
植込みボルト
JIS G 3101 の SS400
22
弁棒用座金
注 a)
b)
c)
d)
JIS G 5501 の FC200
部品
番号
JIS G 4303 の
SUS420J2
JIS G 4303 の
SUS403
JIS G 4305 の
SUS304
JIS H 3100 の C2801P
-
JIS G 4404 の
SKD1
部品名称で太字の材料は,表 1 に規定する材料を示す。
ステンレス鋼相互の接触面は,焼付き防止のため表面処理などによって適切な硬さの差をもたせる。
割りピン 17 を使用する代わりに,六角ナット 14 を戻り止めナットに代えてもよい。
文字板は,注文者が要否を指定する。
図 4-呼び圧力 5K・10K・16K 玉形弁及びアングル弁-材料(呼び径 50~200)
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13
F 7425:2021
玉形弁
アングル弁
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 250~400 のもの
単位
呼 d
び
径
d1
L
L1
d)
mm
フランジ a)
全開 リフ ハン
弁箱
蓋の 弁棒 f) パッ ねじの 参考
D ボルト穴 ボル t 高さ ト ドル d2 a R H1 D1 d4 高さ ねじの S キン 呼び c) 計算
e)
(約) l
車 d2
H4 呼び b)
箱 d10 d11 質量
中心 数 h トの
H1
ねじ
H
d)
円の
D2 d)
d7
d6
(kg)
の
H
径
d)
d)
呼び
C
250 250 265 740 385 345 12 23 M20 26 650 84 355 460 16 460 265 395 300 225 Tr42×7 30 66 M20 M16 246
(TW42)
275
540
420
155
176
300 300 315 840 430 390 12 23 M20 28 740 100 400 560 17 560 310 455 352 255 Tr46×8 32 72 M22 M20 377
(TW46)
310
610
510
180
243
350 335 350 940 480 435 12 25 M22 30 840 112 500 610 18 610 355 515 400 290 Tr52×8 36 80 M22 M20 462
(TW52)
360
690
560
200
335
Tr55×9
400 380 403 1 050 540 495 16 25 M22 30 940 127 560 690 20 690 400 570 454 315
41 88 M22 M22 647
(TW58)
395
770
630
225
459
注 a) フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 5K の規定による。
b) d 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
6
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよ
い。
c)
d10 及び d11 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
d) 欄に二つの数字が表示されているものは,上段が玉形弁,下段がアングル弁の寸法,計算質量を示す。
e)
表中の R 寸法は,玉形弁だけに適用する。
f)
呼び径 400 のバルブの弁棒径は,58 mm とする。
図 5-呼び圧力 5K 玉形弁及びアングル弁-構造,形状及び寸法(呼び径 250~400)
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玉形弁
アングル弁
呼び径 250~400 のもの
部品
番号
1
部品名称
a)
材料
B 系列
JIS G 5501 の FC200
弁箱
部品
番号
13
部品名称 a)
材料
B 系列
JIS G 3101 の SS400
六角ナット
b)
2
蓋
14
六角ナット
3
ハンドル車
JIS G 5501 の FC200
15
六角ナット
4
弁体
JIS H 5120 の CAC406
16
止めピン
JIS G 3101 の SS400
5
弁座
17
割りピン b)
JIS H 3260 の C2600W
6
弁押さえ
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
18
弁付き回り止め
JIS H 3100 の C2600P
7
ねじはめ輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
19
パッキン
JIS F 7102 による。
8
パッキン受け輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
20
ガスケット
9
パッキン押さえ
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
21
文字板 c)
JIS H 3100 の C2801P
10
弁棒
JIS H 3250 の C3771BD
又は C3771BE
22
弁体ガイド棒
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
11
植込みボルト
JIS G 3101 の SS400
23
押しボルト
JIS H 3250 の C3771BD
植込みボルト
JIS H 3250 の C3771BD
12
注 a)
b)
c)
JIS H 3250 の C3604BD
部品名称で太字の材料は,表 1 に規定する材料を示す。
割りピン 17 を使用する代わりに,六角ナット 14 を戻り止めナットに代えてもよい。
文字板は,注文者が要否を指定する。
図 6-呼び圧力 5K 玉形弁及びアングル弁-材料(呼び径 250~400)
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F 7425:2021
材料が S 系列のもの
玉形弁
アングル弁
弁体及び弁座が
SC450 のもの
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 250~400 のもの
単位
呼 d
び
径
d1
L
L1
d)
a)
g)
フランジ
全開 リフ ハン
弁箱
蓋の 弁棒
パッ ねじの
D ボルト穴 ボル t 高さ ト ドル d2 a R e) H1 D1 d4 高さ ねじの S キン 呼び c)
(約) l
H4 呼び b)
箱 d10 d11
車 d2
中心 数 h トの
H1
ねじ
H
d)
円の
d7
D2 d)
d6
の
H
径
d)
呼び
C
250 250 265 740 400 355 12 25 M22 30 680
290
570
300 300 315 840 445 400 16 25 M22 32 770
320
645
350 335 350 - 490 445 16 25 M22 34 -
360
710
400 380 403 - 560 510 16 27 M24 36 -
420
790
注 a)
b)
c)
d)
e)
f)
g)
84 450 470 20 470 269 405 300 240 Tr48×8 36
(TW48)
430
160
100 500 550 22 550 310 460 355 265 Tr52×8 36
(TW52)
500
185
112 560 - 24 - - 505 390 290 Tr55×9 41
(TW58)
560
205
127 630 - 26 - - 565 450 320 Tr65×10 46
(TW65)
620
230
mm
参考
計算
質量
(kg)
d), f)
74 M22 M20 304
211
80 M22 M20 458
293
88 M24 M22
-
386
97 M24 M22
-
544
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 10K の規定による。
d6 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよ
い。
d10 及び d11 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
欄に二つの数字が表示されているものは,上段が玉形弁,下段がアングル弁の寸法,計算質量を示す。
表中の R 寸法は,玉形弁だけに適用する。
計算質量は,材料が B 系列のものを示す。
呼び径 350 のバルブの弁棒径は,58 mm とする。
図 7-呼び圧力 10K 玉形弁及びアングル弁-構造,形状及び寸法(呼び径 250~400)
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16
F 7425:2021
白
紙
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17
F 7425:2021
材料が S 系列のもの
弁体及び弁座が
SC450 のもの
玉形弁
アングル弁
呼び径 250~400 のもの
部品
番号
部品名称
a)
材料
B 系列
JIS G 5501 の FC200
b)
S 系列
1
2
3
4
5
6
弁箱
蓋
ハンドル車
弁体 c)
弁座 c)
弁押さえ
7
ねじはめ輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF 又は C3604BD
8
パッキン受け輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
9
パッキン押さえ
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF 又は C3604BD
10
弁棒
JIS H 3250 の C3771BD 又は
C3771BE
注 a)
b)
c)
d)
e)
JIS G 5501 の FC200
JIS H 5120 の CAC406
JIS G 5121 の SCS2
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS G 5121 の SCS2
JIS G 4303 の SUS420J2
JIS G 4303 の SUS403
部品名称 a)
部品
番号
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
植込みボルト
植込みボルト
六角ナット
六角ナット d)
六角ナット
止めピン
割りピン d)
弁付き回り止め
パッキン
ガスケット
文字板 e)
弁棒用座金
弁体ガイド棒
押しボルト
弁体 c)
弁座 c)
はめ輪
材料 b)
B 系列
JIS G 3101 の SS400
JIS H 3250 の C3771BD
JIS G 3101 の SS400
JIS H 3250 の C3604BD
JIS H 3250 の C3604BD
JIS G 3101 の SS400
JIS H 3260 の C2600W
JIS H 3100 の C2600P
JIS F 7102 による。
JIS G 4305 の SUS304
JIS H 3100 の C2801P
-
JIS G 4404 の SKD1
JIS H 5120 の CAC406
JIS G 4303 の SUS403
JIS H 3250 の C3771BD
-
JIS G 5101 の SC450
部品名称で太字の材料は,表 1 に規定する材料を示す。
ステンレス鋼相互の接触面は,焼付き防止のため表面処理などによって適切な硬さの差をもたせる。
弁体及び弁座盛り金の場合の盛り金材料は,部品番号 5 の弁座材料と同等以上の性能をもつものとする。
割りピン 17 を使用する代わりに,六角ナット 14 を戻り止めナットに代えてもよい。
文字板は,注文者が要否を指定する。
図 8-呼び圧力 10K 玉形弁及びアングル弁-材料(呼び径 250~400)
著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。
S 系列
-
JIS G 4303 の SUS420J2
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18
F 7425:2021
ねじ締め逆止め玉形弁
ねじ締め逆止めアングル弁
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 50~200 のもの
単位
呼 d
び
径
d1
L
L1
d)
50 50 58 210
100
65 65 73 250
115
80 80 88 280
130
100 100 111 340
150
125 125 138 410
170
150 150 163 480
190
200 200 213 570
220
注 a)
b)
c)
d)
e)
f)
フランジ a)
全開 リフ ハン
D ボルト穴 ボル t 高さ ト ドル d 2
(約) l
車 d2
中心 数 h トの
ねじ
H
d)
円の
D2 d)
の
H
径
呼び
C
130 105 4 15 M12 16 270 15 160 110
240
105
155 130 4 15 M12 18 290 17 180 135
245
130
180 145 4 19 M16 18 300 20 180 160
255
150
200 165 8 19 M16 20 350 25 224 195
300
185
235 200 8 19 M16 20 380 31 250 240
320
225
265 230 8 19 M16 22 430 37 280 280
365
265
320 280 8 23 M20 24 505 46 315 365
425
340
mm
弁箱
蓋の
弁棒
パッ ねじの 参考
a R e) H1 D1 d4 高さ ねじの S キン 呼び c) 計算
H4 呼び b)
箱 d10 d11 質量
H1
d)
d7
d6
(kg)
d), f)
8 110 90
60
9 135 105
62
9 160 110
65
10 195 125
75
11 240 145
85
12 280 165
100
15 365 210
130
140 78 120 Tr20×4
(TW20)
160 95 128 Tr22×5
(TW22)
190 110 128 Tr22×5
(TW22)
215 135 148 Tr26×5
(TW26)
245 165 148 Tr28×5
(TW28)
270 190 168 Tr32×6
(TW32)
335 240 185 Tr36×6
(TW36)
14 32 M12 M12 14.8
13.0
14 36 M12 M12 21.3
18.2
14 36 M16 M12 27.6
23.3
19 42 M16 M12 40.4
33.5
22 44 M16 M12 57.9
46.5
22 50 M16 M16 80.9
64.0
27 56 M20 M16 139
104
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 5K の規定による。
d6 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ
(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよい。
d10 及び d11 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
欄に二つの数字が表示されているものは,上段がねじ締め逆止め玉形弁,下段がねじ締め逆止めアングル弁
の寸法,計算質量を示す。
表中の R 寸法は,ねじ締め逆止め玉形弁だけに適用する。
計算質量は,材料が B 系列のものを示す。
図 9-呼び圧力 5K ねじ締め逆止め玉形弁及びねじ締め逆止めアングル弁-構造,形状及び寸法
(呼び径 50~200)
著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。
Licenced to Eduardo Fachetti(Globomar Comercial LTDA) JSA Webdesk No.913035052 / Downloaded:2023-11-08
Single user license only. Copying and networking prohibited. This is subject to the END USER LINCENCE AGREEMENT.
19
F 7425:2021
ねじ締め逆止め玉形弁
ねじ締め逆止めアングル弁
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 50~200 のもの
単位
呼 d
び
径
d1
L
L1
d)
50 50 58 220
120
65 65 73 270
130
80 80 88 300
140
100 100 111 350
160
125 125 138 420
180
150 150 163 490
205
200 200 213 570
230
注 a)
b)
c)
d)
e)
f)
mm
フランジ a)
全開 リフ ハン
弁箱
蓋の
弁棒
パッ ねじの 参考
D ボルト穴 ボル t 高さ ト ドル d2 a R e) H1 D1 d4 高さ ねじの S キン 呼び c) 計算
(約) l
H4
箱 d10 d11 質量
車 d2
呼び
中心 数 h トの
H1
ねじ
H d)
b)
d)
円の
d7
D2 d)
d
(kg)
6
の
径
H
d), f)
呼び
C
155 120
175 140
185 150
210 175
250 210
280 240
330 290
4 19 M16 20 285
255
4 19 M16 22 305
260
8 19 M16 22 315
270
8 19 M16 24 360
305
8 23 M20 24 410
350
8 23 M20 26 455
390
12 23 M20 26 530
450
15 160 110
105
17 200 135
130
20 200 160
150
25 250 195
185
31 280 240
225
37 315 280
265
46 355 365
340
10 110 95
65
11 135 105
62
11 160 110
65
12 195 130
75
13 240 150
90
14 280 170
105
17 365 210
130
155 78 130 Tr22×5
(TW22)
175 95 135 Tr24×5
(TW24)
190 110 135 Tr24×5
(TW24)
215 135 150 Tr28×5
(TW28)
260 165 170 Tr32×6
(TW32)
285 190 182 Tr36×6
(TW36)
335 240 205 Tr42×7
(TW42)
14 36 M16 M12 19.9
18.2
17 38 M16 M12 28.6
25.3
17 38 M16 M12 32.5
27.5
22 44 M16 M12 48.7
40.6
22 50 M20 M16 73.0
69.8
27 56 M20 M16 104
81.2
30 66 M20 M16 161
124
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 10K の規定による。
d6 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよ
い。
d10 及び d11 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
欄に二つの数字が表示されているものは,上段がねじ締め逆止め玉形弁,下段がねじ締め逆止めアングル弁
の寸法,計算質量を示す。
表中の R 寸法は,ねじ締め逆止め玉形弁だけに適用する。
計算質量は,材料が B 系列のものを示す。
図 10-呼び圧力 10K ねじ締め逆止め玉形弁及びねじ締め逆止めアングル弁-構造,形状及び寸法
(呼び径 50~200)
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20
F 7425:2021
ねじ締め逆止め玉形弁
ねじ締め逆止めアングル弁
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 50~150 のもの
単位
呼 d
び
径
d1
L
L1
d)
50 50 58 220
120
65 65 73 270
130
80 80 88 300
150
100 100 111 350
170
125 125 138 430
200
150 150 163 500
225
注 a)
b)
c)
d)
e)
f)
mm
フランジ a)
全開 リフ ハン
弁箱
蓋の
弁棒
パッ ねじの 参考
e)
d
H
D ボルト穴 ボル t 高さ ト ドル 2 a R
D1 d4 高さ ねじの S キン 呼び c) 計算
1
トの
(約) l
H4
箱 d10 d11 質量
車 d2
呼び
中心 数 h
H1
ねじ
H d)
b)
d)
円の
d7
D2 d)
(kg)
d
6
の
径
H
d), f)
呼び
C
155 120
175 140
200 160
225 185
270 225
305 260
8 19 M16 20 285
255
8 19 M16 22 305
260
8 23 M20 24 335
290
8 23 M20 26 375
320
8 25 M22 26 440
375
12 25 M22 28 500
425
15 160 110
105
17 200 135
130
20 224 160
150
25 250 195
185
31 315 240
225
37 355 280
265
10 110 95
65
11 135 105
62
12 160 115
70
13 195 135
80
15 240 160
95
16 280 185
110
155 78 130 Tr22×5
(TW22)
175 95 135 Tr24×5
(TW24)
205 110 148 Tr26×5
(TW26)
230 135 160 Tr30×6
(TW30)
270 165 185 Tr36×6
(TW36)
295 190 205 Tr42×7
(TW42)
14 36 M16 M12 19.6
18.0
17 38 M16 M12 28.2
24.9
19 42 M20 M12 40.5
35.8
22 48 M20 M12 56.9
49.2
27 56 M22 M16 89.5
76.1
30 66 M22 M16 123
103
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 16K の規定による。
d6 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよ
い。
d10 及び d11 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
欄に二つの数字が表示されているものは,上段がねじ締め逆止め玉形弁,下段がねじ締め逆止めアングル弁
の寸法,計算質量を示す。
表中の R 寸法は,ねじ締め逆止め玉形弁だけに適用する。
計算質量は,材料が B 系列のものを示す。
図 11-呼び圧力 16K ねじ締め逆止め玉形弁及びねじ締め逆止めアングル弁-構造,形状及び寸法
(呼び径 50~150)
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F 7425:2021
ねじ締め逆止め玉形弁
ねじ締め逆止めアングル弁
呼び径 50~200 のもの
部品
番号
部品名称 a)
材料 b)
B 系列
S 系列
材料 b)
B 系列
S 系列
1
弁箱
2
蓋
3
ハンドル車
4
弁体
5
弁座
15
六角ナット
7
ねじはめ輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
16
止めピン
JIS G 3101 の SS400
8
パッキン受け
輪
JIS H 5120 の
CAC406
JIS H 5121 の
CAC406C
JIS H 3250 の
C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
JIS G 4303 の
SUS420J2
17
割りピン c)
JIS H 3260 の C2600W
9
パッキン押さ
え
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 3250 の C3771 BD/BE/BF 又
は C3604BD
19
パッキン
JIS F 7102 による。
10
弁棒
JIS H 3250 の
C3771BD 又は
C3771BE
20
ガスケット
21
文字板 d)
注 a)
b)
c)
d)
JIS G 5501 の FC200
部品名称 a)
部品
番号
11
植込みボルト
JIS G 3101 の SS400
12
植込みボルト
JIS H 3250 の C3771BD
JIS G 5501 の FC200
13
六角ナット
JIS G 3101 の SS400
JIS H 5120 の
CAC406
14
六角ナット c)
JIS H 3250 の C3604BD
JIS G 5121 の
SCS2
JIS G 4303 の
SUS403
JIS H 3100 の C2801P
部品名称で太字の材料は,表 1 に規定する材料を示す。
ステンレス鋼相互の接触面は,焼付き防止のため表面処理などによって適切な硬さの差をもたせる。
割りピン 17 を使用する代わりに,六角ナット 14 を戻り止めナットに代えてもよい。
文字板は,注文者が要否を指定する。
図 12-呼び圧力 5K・10K・16K ねじ締め逆止め玉形弁及びねじ締め逆止めアングル弁-材料
(呼び径 50~200)
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F 7425:2021
ねじ締め逆止め玉形弁
ねじ締め逆止めアングル弁
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 250~550 のもの
単位
呼 d
び
径
d1
L
L1
フランジ a)
全開 リフ ハン
D ボルト穴 ボル t 高さ ト ドル d2
d)
(約) l
車 d2
中心 数 h トの
ねじ
H
円の
D2 d)
の
H
径
d)
呼び
C
250 250 265 740 385 345 12 23 M20 26 620 63 355 460
275
510
420
300 300 315 840 430 390 12 23 M20 28 715 75 400 560
310
585
510
350 335 350 940 480 435 12 25 M22 30 815 84 500 610
360
660
560
400 380 403 1 050 540 495 16 25 M22 30 905 95 560 690
395
730
630
450 430 455 - 605 555 16 25 M22 30 - 108 630 -
440
835
710
500 480 510 - 655 605 20 25 M22 32 - 120 710 -
915
790
485
550 530 560 - 720 665 20 27 M24 32 - 132 800 -
530
985
870
注 a)
b)
c)
d)
e)
f)
mm
弁箱
蓋
弁棒 f) パッ ねじの 参考
a R e) H1 D1 d4 の ねじの S キン 呼び c) 計算
高さ 呼び b)
箱 d10 d11 質量
H1
d)
H4
d7
(kg)
d6
d)
16 460 265
155
17 560 310
180
18 610 355
200
20 690 400
225
21 - -
255
23 - -
280
25 - -
305
395 300 225 Tr42×7 30
(TW42)
455 352 255 Tr46×8 32
(TW46)
515 400 290 Tr52×8 36
(TW52)
570 454 315 Tr55×9 41
(TW58)
635 510 365 Tr65×10 46
(TW65)
700 570 400 Tr70×10 50
(TW70)
765 625 425 Tr75×10 55
(TW75)
66 M20 M16 243
175
72 M22 M20 377
243
80 M22 M20 463
336
88 M22 M22 643
455
97 M22 M22 -
618
104 M24 M24 -
800
111 M24 M24 -
1 161
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 5K の規定による。
d6 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよ
い。
d10 及び d11 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
欄に二つの数字が表示されているものは,上段がねじ締め逆止め玉形弁,下段がねじ締め逆止めアングル弁
の寸法,計算質量を示す。
表中の R 寸法は,ねじ締め逆止め玉形弁だけに適用する。
呼び径 400 のバルブの弁棒径は,58 mm とする。
図 13-呼び圧力 5K ねじ締め逆止め玉形弁及びねじ締め逆止めアングル弁-構造,形状及び寸法
(呼び径 250~550)
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F 7425:2021
ねじ締め逆止め玉形弁
ねじ締め逆止めアングル弁
呼び径 250~550 のもの
部品名称 a)
部品
番号
材料
B 系列
1
弁箱
2
蓋
3
部品
番号
部品名称 a)
材料
B 系列
JIS G 5501 の FC200
12
植込みボルト
JIS H 3250 の C3771BD
13
六角ナット
JIS G 3101 の SS400
ハンドル車
JIS G 5501 の FC200
14
六角ナット b)
JIS H 3250 の C3604BD
4
弁体
JIS H 5120 の CAC406
15
六角ナット
5
弁座
16
止めピン
JIS G 3101 の SS400
b)
7
ねじはめ輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
17
割りピン
8
パッキン受け輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
19
パッキン
9
パッキン押さえ
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
20
ガスケット
10
弁棒
JIS H 3250 の C3771BD
又は C3771BE
21
文字板 c)
JIS H 3100 の C2801P
22
弁体ガイド棒
JIS H 5120 の CAC406
JIS G 3101 の SS400
23
押しボルト
JIS H 3250 の C3771BD
11
注 a)
b)
c)
植込みボルト
JIS H 3260 の C2600W
JIS F 7102 による。
部品名称で太字の材料は,表 1 に規定する材料を示す。
割りピン 17 を使用する代わりに,六角ナット 14 を戻り止めナットに代えてもよい。
文字板は,注文者が要否を指定する。
図 14-呼び圧力 5K ねじ締め逆止め玉形弁及びねじ締め逆止めアングル弁-材料(呼び径 250~550)
著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。
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24
F 7425:2021
リフト逆止め玉形弁
リフト逆止めアングル弁
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 50~200 のもの
単位
d
呼
び
径
d1
65 65 73
80 80 88
100 100 111
125 125 138
150 150 163
200 200 213
注 a)
b)
c)
d)
D
高さ リフト
H
d2
l
H
d2
c)
c)
15
17
20
25
32
38
50
110
105
135
130
160
150
195
185
240
225
280
265
-
340
mm
蓋
弁箱
弁体
参考
d)
H
a R
D1 d4 d5 ボルト 計算
1
のねじ 質量
H1
c)
の呼び (kg)
c)
d10b)
8 110
9 135
9 160
10 195
11 240
12 280
13 -
90
60
105
62
110
65
125
75
145
85
165
100
-
130
140 78 12
M12
160 95 14
M12
190 110 15
M16
215 135 18
M16
245 165 20
M16
270 190 22
M16
335 240 25
M20
11.3
9.5
16.8
13.8
23.2
18.9
32.5
25.6
48.1
36.7
67.9
50.9
-
95
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 5K の規定による。
d10 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
欄に二つの数字が表示されているものは,上段がリフト逆止め玉形弁,下段がリフト逆止めアング
ル弁の寸法,計算質量を示す。
表中の R 寸法は,リフト逆止め玉形弁だけに適用する。
部品名称 a)
部品
番号
フランジ a)
ボルト穴 ボルト t
中心 数 h のねじ
円の
の呼び
径
C
210 130 105 4 15 M12 16 107
100
77
250 155 130 4 15 M12 18 124
115
81
280 180 145 4 19 M16 18 129
130
84
340 200 165 8 19 M16 20 146
150
96
410 235 200 8 19 M16 20 166
170
108
480 265 230 8 19 M16 22 188
190
125
- 320 280 8 23 M20 24 -
220
157
c)
50 50 58
1
弁箱
2
蓋
3
弁体
4
弁座
5
はめ輪
注 a)
L
L1
材料
JIS G 5501 の FC200
JIS H 5120 の CAC406
部品
番号
部品名称 a)
6
植込みボルト
7
六角ナット
8
止めねじ
9
ガスケット
材料
JIS G 3101 の SS400
JIS F 7102 による。
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
部品名称で太字の材料は,表 1 に規定する材料を示す。
図 15-呼び圧力 5K リフト逆止め玉形弁及びリフト逆止めアングル弁(呼び径 50~200)
著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。
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25
F 7425:2021
φd4
ゴム座用弁体の場合
弁体及び弁座構造
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 50~250 のもの
単位
呼 呼
び び
圧 径
力
K
5
d
フランジ a)
L
D
ボルト穴 ボルト t
中心円 数 h のねじ
の径
の呼び
C
高さ
弁箱・蓋
ビン
H2 d6
H
d2 a a1 Rr1 H1 D1 d4
97
90 8 11 135 80 135 75 50
ねじの呼び b)
プラグ
d7
mm
参考
弁体 蓋
計算
d5 ボルト 質量
d10 (kg)
50 50 190 130
105
4 15 M12 16
65 65 220 155
130
4 15 M12 18 119 110 9 12 170 100 155 95 62 11 M16×1.5 M12 M12
13.9
80 80 250 180
145
4 19 M16 18 129 130 9 14 190 110 185 110 70 12 M16×1.5 M12 M16
19.1
100 100 280 200
165
8 19 M16 20 146 150 10 16 230 125 205 130 85 14 M20×1.5 M16 M16
27.1
125 125 330 235
200
8 19 M16 20 171 190 11 17 280 150 235 160 102 17 M20×1.5 M20 M16
39.0
150 150 380 265
230
8 19 M16 22 198 220 12 18 330 175 265 190 120 20 M24×2
M22 M16
53.7
200 200 460 320
280
8 23 M20 24 235 280 15 20 420 210 330 240 155 24 M30×2
M24 M20
94.4
250 250 550 385
345
12 23 M20 26 290 350 16 25 480 260 390 300 190 28 M36×2
10 50 50 210 155
120
4 19 M16 20 109
9 M12×1.25 M10 M16
13.6
65 65 240 175
140
4 19 M16 22 126 110 11 13 170 105 170 95 62 11 M16×1.5 M12 M16
19.6
80 80 270 185
150
8 19 M16 22 136 130 11 15 190 115 185 110 70 12 M16×1.5 M12 M16
22.6
100 100 300 210
175
8 19 M16 24 153 150 12 17 230 130 205 130 85 14 M20×1.5 M16 M16
30.9
125 125 350 250
210
8 23 M20 24 180 190 13 18 280 155 250 160 102 17 M20×1.5 M20 M20
49.2
150 150 400 280
240
8 23 M20 26 205 220 14 20 330 180 275 190 120 20 M24×2
64.9
200 200 480 330
290
12 23 M20 26 242 280 17 22 420 215 330 240 155 24 M30×2
注 a)
b)
90 10 12 135 90 150 75 50
9 M12×1.25 M10 M12
M30 M20 150
M22 M20
M24 M20 103
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 5K 又は 10K の規定による。
d5,d7 及び d10 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
図 16-呼び圧力 5K・10K スイング逆止め弁-構造,形状及び寸法(呼び径 50~250)
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9.06
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F 7425:2021
ゴム座用弁体の場合
弁体及び弁座は左図
の構造とする。
呼び径 50~250 のもの
部品名称 a)
部品
番号 a)
材料
1
弁箱
2
蓋
3
弁体
4
弁座
5
アーム
6
ピン
JIS H 3250 の C3771BD 又は C3771BE
7
プラグ
JIS H 3250 の C3604BD
8
六角ナット
9
座金
JIS H 3100 の C2801P-O
10
割りピン
JIS H 3260 の C2600W
11
植込みボルト
JIS G 3101 の SS400
12
六角ナット
13
ガスケット
14
ガスケット
23
ゴム座用弁体 b)
24
ゴム座用弁座 b)
25
注 a)
b)
ゴム座
JIS G 5501 の FC200
JIS H 5120 の CAC406
JIS F 7102 の規定による。
JIS H 5120 の CAC406
合成ゴム
部品名称で太字のものの材料は,表 1 に規定する材料を示す。
ゴム座用弁体及びゴム座用弁座は,合成ゴム座の場合に使用する。
図 17-呼び圧力 5K・10K スイング逆止め弁-材料(呼び径 50~250)
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27
F 7425:2021
弁体は
全開位置
呼び径 150 以下のもの
d)
呼び径 150 以下
のもの
呼び圧力 5K の
呼び径 400 のもの
呼び圧力 10K の
呼び径 300 以上のもの
呼び圧力 5K の
呼び径 400 のもの
呼び圧力 10K の
外ねじ付テーパピンの取付けは,呼び径 125 以上とする。
呼び径 300 以上のもの
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 50~400 のもの
呼 呼 d
び び
圧 径
力
K
L
フランジ a)
D ボルト穴
中心 数 h
円の
径
C
ボル
トの
ねじ
の
呼び
t
5 50 50 180 130 105 4 15 M12 16
65 65 190 155 130 4 15 M12 18
80 80 200 180 145 4 19 M16 18
100 100 230 200 165 8 19 M16 20
125 125 250 235 200 8 19 M16 20
150 150 270 265 230 8 19 M16 22
200 200 290 320 280 8 23 M20 24
250 250 330 385 345 12 23 M20 26
300 300 370 430 390 12 23 M20 28
350 335 410 480 435 12 25 M22 30
400 380 470 540 495 16 25 M22 30
単位 mm
(約) リ ハン
弁箱・蓋 d),g)
弁棒 e)
パ 参考
H フ ドル a a1 H1 H2 B1 B2 B3 B4 ボルト ねじの呼び b) d8 S ッ 計算
ト 車
キ 質量 f)
d6
数 ねじ
ン (kg)
l D1
の
呼び
箱
c)
d7
d10
285 58 125 8 7
94 140 153 - - 6 M12 Tr16×8 (P4) 16 10 26 13.5
LH (TW16)
330 74 140 9 8 85 118 145 172 - - 6 M12 Tr18×8 (P4) 18 12 28 19.0
LH (TW18)
380 89 160 9 8 95 140 155 195 - - 8 M12 Tr20×8 (P4) 20 14 32 24.2
LH (TW20)
430 109 180 10 9 130 143 178 230 - - 8 M16 Tr22×10 (P5) 22 14 36 35.3
LH (TW22)
495 135 200 11 10 145 177 195 265 - - 8 M16 Tr24×10 (P5) 24 17 38 48.1
LH (TW24)
560 159 224 12 11 165 201 205 295 - - 8 M16 Tr26×10 (P5) 26 19 42 65.3
LH (TW26)
680 211 280 14 13 210 249 230 365 - - 8 M20 Tr30×12 (P6) 30 22 48 103
LH (TW30)
800 262 355 16 15 245 308 270 438 - - 12 M20 Tr34×12 (P6) 34 27 54 164
LH (TW34)
920 313 400 18 16 275 374 310 520 - - 12 M20 Tr38×14 (P7) 38 30 60 236
LH (TW38)
1 000 350 450 19 17 300 412 340 580 - - 12 M22 Tr40×14 (P7) 40 30 62 307
LH (TW40)
1 100 394 500 21 18 330 466 360 640 380 660 14 M22 Tr44×14 (P7) 44 32 68 405
LH (TW44)
図 18-呼び圧力 5K・10K 仕切弁-構造,形状及び寸法(呼び径 50~400)
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F 7425:2021
単位 mm
(約) リ ハン
弁箱・蓋 d),g)
弁棒 e)
パッ 参考
D ボルト穴 ボル t H フ ドル a a1 H1 H2 B1 B2 B3 B4 ボルト ねじの呼び b) d8 S キン 計算
ト 車
箱 質量
d6
数 ねじ
中心 数 h トの
ねじ
f)
l D1
d7
の
円の
の
呼び
径
(kg)
c)
呼び
C
d10
50
200
155
120
4
19
M16
20
300
58
140
9
8
85
91
150
160
-
-
8
M12
Tr18×8 (P4) 18 12 28 19.4
10 50
LH (TW18)
65 65 220 175 140 4 19 M16 22 350 74 160 10 9 95 115 167 192 - - 8 M16 Tr20×8 (P4) 20 14 32 27.6
LH (TW20)
80 80 230 185 150 8 19 M16 22 400 89 180 10 9 120 122 175 212 - - 8 M16 Tr22×10 (P5) 22 14 36 33.0
LH (TW22)
100
250
210
175
8
19
M16
24
450
110
200
11
10
140
141
195
245
-
-
8
M16
Tr24×10
(P5) 24 17 38 45.8
100
LH (TW24)
125 125 270 250 210 8 23 M20 24 520 136 224 13 11 160 171 215 285 - - 8 M20 Tr26×10 (P5) 26 19 42 65.9
LH (TW26)
150 150 290 280 240 8 23 M20 26 580 160 250 14 12 180 195 228 320 - - 8 M20 Tr28×10 (P5) 28 22 44 86.0
LH (TW28)
200 200 320 330 290 12 23 M20 26 700 212 315 16 14 220 248 265 400 - - 12 M20 Tr32×12 (P6) 32 22 50 136
LH (TW32)
250
380
400
355
12
25
M22
30
840
264
400
18
16
255
319
320
488
-
-
12
M22
Tr38×14
(P7) 38 30 60 230
250
LH (TW38)
300 300 440 445 400 16 25 M22 32 960 315 450 20 18 290 377 350 560 375 585 16 M22 Tr42×14 (P7) 42 30 66 331
LH (TW42)
350 335 500 490 445 16 25 M22 34 1 050 352 500 22 19 315 418 375 615 415 655 14 M24 Tr44×14 (P7) 44 32 68 433
LH (TW44)
380
590
560
510
16
27
M24
36
1
150
396
560
24
21
350
464
415
690
475
750
16
M24
Tr48×16
(P8) 48 36 74 597
400
LH (TW48)
注 a) フランジの寸法は,JIS B 2239 の呼び圧力 5K 又は 10K の規定による。
b) d 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2,及び JIS B 0216-3 による。
6
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよい。
c)
d10 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
d) 開閉指示板の向きは,弁箱に表示がある側に向ける。
e)
弁棒は,開閉用伝動軸の取付けに適するよう,一部変えてもよい。
f)
計算質量は,材料が B 系列のものを示す。
g)
弁箱又は蓋には,注文者の指定によって,ドレンプラグ及び掃除穴を設けてもよい。
呼 呼 d
び び
圧 径
力
K
L
フランジ a)
図 18-呼び圧力 5K・10K 仕切弁-構造,形状及び寸法(呼び径 50~400)
(続き)
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d)
弁体は
全開位置
図は,構造及び形状の一例を示す。
また,出入り口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 300~400 のもの
D
ボルト穴
中心 数 h
円の
径
C
t
H
単位
リフ ハンド
ト ル車 a
(約) (参考)
l
D1
弁箱・蓋 d),e)
a1
弁棒
ねじの呼び b) d8
d6
ボルト
ねじ
数
の
呼び
(参考)
H1 H2 B1 B2
(参考)
フランジ a)
L
(参考)
d
呼
び
径
mm
参考
パッ 計算
キン 質量
箱 (kg)
S d7
c)
300 300 490 480 430 16 27 36 1 010 315
560
350 335 540 540 480 16 33 38 1 070 352
560
400 380 610 605 540 16 33 42 1 185 396
630
注 a)
b)
c)
d)
e)
d10
23 20 305 375 415 615 14 M24 Tr46×16 (P8) 46 36
LH (TW46)
72
430
25 22 340 406 455 680 16 M30 Tr48×16 (P8) 48 36
LH (TW48)
74
580
27 25 380 454 490 755 16 M30 Tr52×16 (P8) 52 41
LH (TW52)
80
780
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 16K の規定による。
d6 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよ
い。
d10 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
開閉指示板の向きは,弁箱に表示がある側に向ける。
弁箱又は蓋には,注文者の指定によって,ドレンプラグ及び掃除穴を設けてもよい。
図 19-呼び圧力 16K 仕切弁-構造,形状及び寸法(呼び径 300~400)
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30
F 7425:2021
弁体は
全開位置
呼び径 150 以下のもの
する。
外ねじ付テーパピン
呼び径 50~400 のもの
部品名称 a)
部品
番号
材料 b)
B 系列
S 系列
JIS G 5501 の FC200
部品
番号
15
部品名称 a)
材料 b)
B 系列
S 系列
1
弁箱
2
蓋
3
パッキン箱
JIS G 5501 の FC200
16
植込みボルト
JIS G 3101 の SS400
4
弁体
JIS G 5501 の FC200
17
植込みボルト
JIS H 3250 の C3771BD
5
ハンドル車
JIS G 5501 の FC200
18
外ねじ付きテー
パピン
JIS G 4303 の SUS403
6
弁座(弁箱付)
19
六角ナット
JIS G 3101 の SS400
7
弁座(弁体付)
JIS H 5120 の
CAC406
20
六角ナット
21
六角ナット
植込みボルト
JIS G 3101 の SS400
六角ボルト
JIS G 4303 の
SUS420J1 又は
SUS420J2
JIS H 3250 の C3604BD
c)
8
ねじこま
JIS H 5120 の CAC406
22
六角ナット
9
はめ輪
23
六角ナット
10
はめ輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
24
十字穴付きなべ
小ねじ
JIS H 3260 の C2700W
11
パッキン押さえ
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
12
開閉指示金物
JIS H 5120 の CAC406
25
割りピン c)
JIS H 3260 の C2600W
13
開閉指示板
JIS H 3100 の C2801P
26
パッキン
JIS F 7102 による。
14
弁棒
JIS H 3250 の JIS G 4303 の
C3771BD 又は SUS403
C3771BE
27
ガスケット
28
ガスケット
29
文字板 d)
注
a)
b)
c)
d)
JIS H 3100 の C2801P
部品番号で太字の材料は,表 1 に規定する材料を示す。
ステンレス鋼相互の接触面は,焼付き防止のため熱処理によって表面硬化を行う。
割りピン 25 を使用する代わりに,六角ナット 22 を戻り止めナットに代えてもよい。
文字板は,注文者が要否を指定する。
図 20-呼び圧力 5K・10K・16K 仕切弁-材料(呼び径 50~400)
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31
F 7425:2021
d)
弁体は
全開位置
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 450~600 のもの
単位 mm
参考 リフ 参考
弁箱・蓋 d),f)
弁棒
参考
フランジ a)
D ボルト穴 ボル t H ト ハン a a1
(参考)
ねじの d8
パッ 計算
(約) ドル
H1 H2 B1 B2 B3 B4 ボルト 呼び b)
中心 数 h トの
キン 質量
l
ねじ
車
数 ねじの
円の
e)
d
箱
6
の
D1
呼び c)
径
S d7 (kg)
呼び
d10
C
450 430 500 605 555 16 25 M22 30 1 420 445 560 23 20 350 523 385 705 425 745 14 M22 Tr46×16 46 36 74 556
(P8) LH
(TW46)
500 480 550 655 605 20 25 M22 32 1 500 496 560 25 22 380 575 420 780 470 830 16 M22 Tr48×16 48 36 74 700
(P8) LH
(TW48)
550 530 600 720 665 20 27 M24 32 1 650 548 630 27 24 415 631 450 855 510 915 16 M24 Tr50×16 50 38 80 878
(P8) LH
(TW50)
600 580 660 770 715 20 27 M24 32 1 680 599 710 29 26 445 635 480 930 560 1 010 16 M24 Tr52×16 52 38 80 1 120
(P8) LH
(TW52)
注 a) フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 5K の規定による。
b) d 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
6
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよ
い。
c)
d10 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
d) 開閉指示板の向きは,弁箱に表示がある側に向ける。
e)
計算質量は,材料が B 系列のものを示す。
f)
弁箱又は蓋には,注文者の指定によって,ドレンプラグ及び掃除穴を設けてもよい。
d
L
(参考)
呼
び
径
図 21-呼び圧力 5K 仕切弁-構造,形状及び寸法(呼び径 450~600)
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F 7425:2021
弁体は
全開位置
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 450~600 のもの
単位 mm
弁箱・蓋 d),f)
参考
フランジ a)
リ
弁棒 g)
H3
H4 計算質
ボルト
ねじの d8
D ボルト穴 ボル t フ a a1 H1 H2 B1 B2 B3 B4
b)
ト
量 e)
中心 数 h トの
数 ねじの 呼び
c)
ねじ
呼び
円の
l
d6
(kg)
の
径
d10
C
呼び
450 430 640 620 565 20 27 M24 38 447 27 23 375 524 455 770 525 840 16 M24 Tr52×16 52 273 627
704
(P8) LH
(TW52)
500 480 710 675 620 20 27 M24 40 499 30 25 410 580 500 855 590 945 18 M24 Tr55×18 55 302 689
901
(P9) LH
(TW55)
550 530 780 745 680 20 33 M30 42 551 33 27 445 634 550 945 655 1 050 18 M30 Tr55×18 58 331 749
1 192
(P9) LH
(TW58)
600 580 850 795 730 24 33 M30 44 602 36 29 475 699 595 1 035 715 1 155 20 M30 Tr60×18 62 359 816
1 490
(P9) LH
(TW62)
注 a) フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 10K の規定による。
b) d 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
6
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよ
い。
c)
d10 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
d) 開閉機構の詳細は,注文者の指定による。
e)
計算質量は,材料が B 系列のものを示す。ただし,弁棒の長さは,H4 とした。
f)
弁箱又は蓋には,注文者の指定によって,ドレンプラグ及び掃除穴を設けてもよい。
g)
呼び径 550 及び 600 のバルブの弁棒径は,それぞれ 58 mm 及び 62 mm とする。
呼
び
径
d
L
図 22-呼び圧力 10K 仕切弁-構造,形状及び寸法(呼び径 450~600)
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弁体は
全開位置
呼び径 450~600 のもの
部品
部品名称 a)
a)
番号
B 系列
S 系列
弁箱
JIS G 5501 の FC200
21
六角ナット
蓋
22
六角ナット d)
軸受金物
JIS G 5501 の FC200
23
六角ナット
弁体
JIS G 5501 の FC200
24
十字穴付きなべ小ねじ
ハンドル車
JIS G 5501 の FC200
25
割りピン d)
弁座(弁箱付)
JIS H 5120 の CAC406
JIS G 4303 の SUS420J1 又は
26
パッキン
SUS420J2
弁座(弁体付)
27
ガスケット
28
ガスケット
ねじこま
JIS H 5120 の CAC406
29
文字板 e)
パッキン押さえ
JIS H 5120 の CAC406
44
はめ輪
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF 又は C3604BD
45
はめ輪
開閉指示金物
JIS H 5120 の CAC406
46
はめ輪
開閉指示板
JIS H 3100 の C2801P
49
植込みボルト
弁棒
JIS H 3250 の C3771BD 又は
JIS G 4303 の SUS403
50
六角ナット
C3771BE
51
ピン
六角ボルト
JIS G 3101 の SS400
52
座金
植込みボルト
59
止めねじ
ヒンジボルト
JIS G 4303 の SUS403
60
割りピン
外ねじ付きテーパピン
62
スラスト玉軸受 b)
六角ナット
JIS G 3101 の SS400
63
グリースニップル b)
六角ナット
64
軸受蓋
部品名称で太字の材料は,表 1 に規定する材料を示す。
部品番号 62 のスラスト玉軸受は JIS B 1532 の規定に,部品番号 63 のグリースニップルは JIS B 1575 による。
ステンレス鋼相互の接触面には,焼付き防止のため表面処理などによって適切な硬さの差をもたせる。
割りピン 25 を使用する代わりに,六角ナット 22 を戻り止めナットに代えてもよい。
文字板は,注文者が要否を指定する。
部品
番号 a)
1
2
3
4
5
6
7
8
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
注 a)
b)
c)
d)
e)
部品名称 a)
材料 c)
図 23-呼び圧力 5K・10K 仕切弁-材料(呼び径 450~600)
著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。
材料 c)
B 系列
JIS H 3250 の C3604BD
S 系列
JIS H 3260 の C2700W
JIS H 3260 の C2600W
JIS F 7102 による。
JIS H 3100 の C2801P
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF 又は C3604BD
JIS G 3101 の SS400
JIS G 4303 の SUS403
JIS H 3100 の C2801P
JIS H 3260 の C2700W
JIS H 3260 の C2600W
-
-
JIS G 5501 の FC200
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玉形ホース弁
アングルホース弁
出入口フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
呼び径 50 及び 65 のもの
単位
呼び
径
呼び
圧力
K
d
5
50
58
10
50
58
10
65
73
50
65
呼び
径
50
65
注 a)
b)
c)
d)
e)
f)
d2
d 2
d)
ねじの呼び c)
d3
a
d1
(約)
L d)
L
165
155
170
170
200
185
弁箱
Re) H1
d)
H1
a)
フランジ
ボルト穴
ボルトの
中心円の径 数 h
ねじの呼び
C
130
105
4 15
M12
16
155
120
4
19
M16
20
175
140
4
19
M16
22
D
L1
d)
L2
L1
L2
d)
D1
d4
蓋の高さ
H4
d5
110
105
M64×2
8 110
90
60
105
100
110
100
140 78
120
20
110
105
M64×2
10 110
95
65
110
120
115
115
155 78
130
22
135
130
M80×2
11 135
105
65
135
130
140
125
175 95
135
24
t
mm
全開高さ リフト ハンドル車
(約)
l
D2
H d)
H
270
240
285
255
17
160
17
160
310
270
22
200
弁棒
ねじの呼び b)
d6
S
パッキン
箱
d7
Tr20×4
(TW20)
Tr22×5
(TW22)
Tr24×5
(TW24)
14
ねじの呼び c)
d11
計算質量 d)
(kg)
32
M12
M12
14.7
12.8
14
36
M16
M12
18.9
17.0
17
38
M16
M12
28.2
24.3
フランジは,JIS B 2239 の呼び圧力 5K 又は 10K の規定による。
d6 部のねじは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 による。
なお,括弧内に参考として 29 度台形ねじ(附属書 F 参照)を示すが,新設計のものには使用しないのがよい。
d3,d10 及び d11 部のねじは,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B 0205-4 による。
欄に二つの数字が表示されているものは,上段が玉形ホース弁,下段がアングルホース弁の寸法,計算質量を示す。
表中の R 寸法は,玉形ホース弁だけに適用する。
ホース継手部詳細は,JIS F 7335 の規定による。
図 24-呼び圧力 5K・10K 玉形ホース弁及びアングルホース弁-構造,形状及び寸法(呼び径 50 及び 65)
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参考
d10
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玉形ホース弁
アングルホース弁
呼び径 50 及び 65 のもの
部品名称 a)
部品
番号
1
材料
JIS G 5501 の FC200
弁箱
部品名称 a)
部品
番号
17
材料
JIS G 3101 の SS400
止めピン
b)
3
蓋
18
割りピン
4
ハンドル車
JIS G 5501 の FC200
19
弁付き回り止め
JIS H 3100 の C2600P
5
弁体
JIS H 5120 の CAC406
20
パッキン
JIS F 7102 による。
6
弁座
21
ガスケット
7
弁押さえ
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
22
元継手
JIS H 5120 の CAC406
8
ねじはめ輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
23
キャップ
JIS H 5120 の CAC406
9
パッキン受け輪
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
24
締め輪
10
パッキン押さえ
JIS H 5120 の CAC406
JIS H 5121 の CAC406C
JIS H 3250 の C3771BD/BE/BF
又は C3604BD
25
止め輪
11
弁棒
JIS H 3250 の C3771BD
又は C3771BE
26
止め小ねじ
JIS H 3250 の C3771BD
12
植込みボルト
JIS G 3101 の SS400
27
鎖
JIS H 3260 の C2600W
13
植込みボルト
JIS H 3250 の C3771BD
28
ガスケット
合成ゴム
14
六角ナット
JIS G 3101 の SS400
29
ガスケット
JIS F 7102 による。
15
六角ナット
16
六角ナット
注 a)
b)
c)
b)
JIS H 3250 の C3604BD
30
文字板
c)
JIS H 3260 の C2600W
JIS H 3100 の C2801P
部品名称で太字の材料は,表 1 に規定する材料を示す。
割りピン 18 を使用する代わりに,六角ナット 15 を戻り止めナットに代えてもよい。
文字板は,注文者が要否を指定する。
図 25-呼び圧力 5K,10K 玉形ホース及びアングルホース弁-材料(呼び径 50 及び 65)
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F 7425:2021
附属書 A
(参考)
仕切弁の弁箱の形状(呼び圧力 5K 又は 10K)
この附属書は,呼び圧力 5K 又は 10K で使用する仕切弁の弁箱の形状の違いを示したものである。
呼び圧力 5K の呼び径
50~80 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
50・65 のもの
呼び圧力 5K の呼び径
100~200 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
80~200 のもの
呼び圧力 5K の呼び径
250~350 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
250 のもの
呼び圧力 5K の呼び径 400 のもの
呼び圧力 10K の呼び径 300~400 のもの
呼び圧力 5K の呼び径 400~600 のもの
呼び圧力 10K の呼び径 450~600 のもの
呼び圧力 5K の呼び径 50~80 のもの
呼び圧力 10K の呼び径 50・65 のもの
呼び圧力 5K の呼び径 100~120 のもの
呼び圧力 10K の呼び径 80~125 のもの
呼び圧力 5K の呼び径 150~600 のもの
呼び圧力 10K の呼び径 150~400 のもの
呼び圧力 10K の呼び径 450~600 のもの
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附属書 B
(参考)
仕切弁の蓋の形状(呼び圧力 5K 又は 10K)
この附属書は,呼び圧力 5K 又は 10K で使用する仕切弁の蓋の形状の違いを示したものである。
呼び圧力 5K の呼び径
50~100 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
50~100 のもの
呼び圧力 5K の呼び径
125~200 のもの
呼び圧力 5K の呼び径
250~400 のもの
呼び圧力 5K の呼び径
450~600 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
125~200 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
250~350 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
400 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
450~600 のもの
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附属書 C
(参考)
仕切弁の弁体の形状(呼び圧力 5K 又は 10K)
この附属書は,呼び圧力 5K 又は 10K で使用する仕切弁の弁体の形状の違いを示したものである。
呼び圧力 5K の呼び径
50~150 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
50~125 のもの
呼び圧力 5K の呼び径
200 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
150 のもの
呼び圧力 5K の呼び径 300~400・550・600 のもの
呼び圧力 10K の呼び径 250・450~550 のもの
呼び圧力 5K の呼び径
250・450・500 のもの
呼び圧力 10K の呼び径
200 のもの
呼び圧力 10K の呼び径 300~400・600 のもの
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39
F 7425:2021
附属書 D
(参考)
仕切弁のドレンプラグ用座及び掃除穴
この附属書は,仕切弁のドレンプラグ用座及び掃除穴の形状を示したものである。
D.1
ドレンプラグ用座
ドレンプラグ用 A 座は,注文者の指定により設ける。
ドレンプラグ用座は A 座だけを設け,A 座のねじ穴,ドレンプラグ及び B 座の要否などは,注文者の指
定による。
なお,ねじ穴のねじの呼びは,表 D.1 による。
D.2
仕切弁の掃除穴
呼び圧力 10K 仕切弁の掃除穴の要否及び向きは注文者の指定によるものとし,C 及び D の場合は呼び圧
力及び呼び径の表示のある方に向ける。
D.3
材料
材料は,表 D.2 による。
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40
F 7425:2021
表 D.1-ねじの呼び
d3
L1
d4
d5
B3
B4
50
M20×1.5
-
-
-
-
-
65
M20×1.5
-
-
-
-
-
80
M20×1.5
-
-
-
-
-
100
M20×1.5
-
-
-
-
-
125
M24×2
-
-
-
-
-
150
M24×2
135
70
150
170
200
M24×2
162
75
110
155
190
250
M30×2
190
80
130
160
210
300
M30×2
225
85
150
175
240
350
M30×2
245
90
165
180
255
400
M30×2
275
100
180
200
280
450
M30×2
305
100
180
200
280
500
M30×2
330
100
180
200
280
550
M36×2
365
120
210
240
330
600
M36×2
385
120
210
240
330
呼び径
90
表 D.2-材料
部品
番号
部品名称
材料
31
ドレンプラグ
JIS H 3250 の C3771BD
32
ガスケット
JIS F 7102 による。
33
掃除穴蓋
JIS G 5501 の FC200
34
植込みボルト
JIS G 3101 の SS400
35
六角ナット
JIS H 3250 の C3604BD
36
ガスケット
JIS F 7102 による。
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41
F 7425:2021
附属書 E
(参考)
呼び圧力 5K の仕切弁で使用圧力が 0.20 MPa の場合の開閉力
E.1
開閉力
使用圧力が 0.20 MPa の場合の開閉力は,表 E.1 による。
表 E.1-開閉力
呼び径
弁開閉所要
トルク
N-m
ハンドル車所要
回転力(約)
N
ハンドル車
外径
mm
450
71
255
560
500
88
314
560
550
110
353
630
600
130
363
710
注記 弁開閉所要トルクは,摩擦係数の平均を 0.2 とし,
弁棒にスラスト玉軸受を装備するものとして算出
した。
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42
F 7425:2021
附属書 F
(参考)
29 度台形ねじ
F.1
概要
この附属書 F は,29 度台形ねじについて記載する。
注記 この 29 度台形ねじは,適宜 JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 に切り換える。
F.2
系列
29 度台形ねじの山数系列は,表 F.1 による。
表 F.1-29 度台形ねじの山数系列
呼び
山数
(25.4 mm につき)
呼び
山数
(25.4 mm につき)
TW10
TW12
TW14
12
10
8
TW52
TW55
TW58
3
3
3
TW16
TW18
TW20
8
6
6
TW60
TW62
TW65
3
3
2 1/2
TW22
TW24
TW26
5
5
5
TW68
TW70
TW72
2 1/2
2 1/2
2 1/2
TW28
TW30
TW32
5
4
4
TW75
TW78
TW80
2 1/2
2 1/2
2 1/2
TW34
TW36
TW38
4
4
3 1/2
TW82
TW85
TW88
2 1/2
2
2
TW40
TW42
TW44
3 1/2
3 1/2
3 1/2
TW90
TW92
TW95
2
2
2
TW46
TW48
TW50
3
3
3
TW98
TW100
2
2
注記 特に必要があって,この表の呼びと山数との関係,又はこの表の呼
びのねじの直径を使用できない場合には,これを変更しても差し支
えない。ただし,山数は,この表中のものから選ぶ。
F.3
用語の意味
基準山形とは,ねじ山の実際の形状を規定するための基礎となるねじ山の 1 ピッチ分の形状をいい,ま
た,基準寸法とは,基準山形をもつねじの各主要寸法を各呼びについて求めた数値をいう。
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43
F 7425:2021
F.4
29 度台形ねじの基準山形,公式及びねじ山の基準寸法
29 度台形のねじの基準山形及び基準寸法の算出に用いる公式は,次による。また,ねじ山の基準寸法は,
表 F.2 による。
太い実線は,基準山形を示す。
P=
25.4
n
ただし,n は山数(25.4 mm につき)
h=1.933 5P
d2=d-2c
c≒0.25P
d1=d-2h1
h1=2c+a
D=d+2a
h2=2c+a-b
D2=d2
H=2c+2a-b
D1=d1+2b
表 F.2-29 度台形ねじのねじ山の基準寸法
単位
山数
25.4 mm
につき
ピッチ
n
P
a
b
12
10
8
2.116 7
2.540 0
3.175 0
0.25
0.25
0.25
6
5
4
4.233 3
5.080 0
6.350 0
7.257 1
8.466 7
10.160 0
12.700 0
3 1/2
3
2 1/2
2
F.5
すきま
mm
ひっかかり
の高さ
おねじのねじ
山の高さ
めねじのねじ
山の高さ
おねじの谷の
すみの丸み
c
h2
h1
H
r
0.50
0.50
0.50
0.50
0.60
0.75
0.75
0.95
1.25
1.25
1.45
1.75
1.00
1.20
1.50
0.25
0.25
0.25
0.25
0.25
0.25
0.50
0.75
0.75
1.00
1.25
1.50
1.75
2.00
2.50
2.25
2.75
3.25
2.00
2.25
2.75
0.25
0.25
0.25
0.25
0.25
0.25
0.25
0.75
0.75
0.75
0.75
1.75
2.00
2.50
3.00
3.00
3.50
4.50
5.50
3.75
4.25
5.25
6.25
3.25
3.75
4.75
5.75
0.25
0.25
0.25
0.25
29 度台形ねじの基準寸法
29 度台形ねじの基準寸法は,表 F.3 による。
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44
F 7425:2021
表 F.3-29 度台形ねじの基準寸法
単位
呼び
山数
ピッチ
おねじ
25.4 mm
につき
n
P
TW10
TW12
TW14
12
10
8
2.116 7
2.540 0
3.175 0
10
12
14
TW16
TW18
TW20
8
6
6
3.175 0
4.233 3
4.233 3
TW22
TW24
TW26
5
5
5
TW28
TW30
TW32
mm
めねじ
外径
有効径
谷の径
谷の径
有効径
内径
d
d2
9.0
10.8
12.5
d1
D
D2
D1
7.5
9.1
10.5
10.5
12.5
14.5
9.0
10.8
12.5
8.5
10.1
11.5
16
18
20
14.5
16.0
18.0
12.5
13.5
15.5
16.5
18.5
20.5
14.5
16.0
18.0
13.5
14.5
16.5
5.080 0
5.080 0
5.080 0
22
24
26
19.5
21.5
23.5
16.5
18.5
20.5
22.5
24.5
26.5
19.5
21.5
23.5
18.0
20.0
22.0
5
4
4
5.080 0
6.350 0
6.350 0
28
30
32
25.5
27.0
29.0
22.5
23.5
25.5
28.5
30.5
32.5
25.5
27.0
29.0
24.0
25.0
27.0
TW34
TW36
TW38
4
4
3 1/2
6.350 0
6.350 0
7.257 1
34
36
38
31.0
33.0
34.5
27.5
29.5
30.5
34.5
36.5
38.5
31.0
33.0
34.5
29.0
31.0
32.0
TW40
TW42
TW44
3 1/2
3 1/2
3 1/2
7.257 1
7.257 1
7.257 1
40
42
44
36.5
38.5
40.5
32.5
34.5
36.5
40.5
42.5
44.5
36.5
38.5
40.5
34.0
36.0
38.0
TW46
TW48
TW50
3
3
3
8.466 7
8.466 7
8.466 7
46
48
50
42.0
44.0
46.0
37.5
39.5
41.5
46.5
48.5
50.5
42.0
44.0
46.0
39.0
41.0
43.0
TW52
TW55
TW58
3
3
3
8.466 7
8.466 7
8.466 7
52
55
58
48.0
51.0
54.0
43.5
46.5
49.5
52.5
55.5
58.5
48.0
51.0
54.0
45.0
48.0
51.0
TW60
TW62
TW65
3
3
2 1/2
8.466 7
8.466 7
10.160 0
60
62
65
56.0
58.0
60.0
51.5
53.5
54.5
60.5
62.5
65.5
56.0
58.0
60.0
53.0
55.0
56.0
TW68
TW70
TW72
2 1/2
2 1/2
2 1/2
10.160 0
10.160 0
10.160 0
68
70
72
63.0
65.0
67.0
57.5
59.5
61.5
68.5
70.5
72.5
63.0
65.0
67.0
59.0
61.0
63.0
TW75
TW78
TW80
2 1/2
2 1/2
2 1/2
10.160 0
10.160 0
10.160 0
75
78
80
70.0
73.0
75.0
64.5
67.5
69.5
75.5
78.5
80.5
70.0
73.0
75.0
66.0
69.0
71.0
TW82
TW85
TW88
2 1/2
2
2
10.160 0
12.700 0
12.700 0
82
85
88
77.0
79.0
82.0
71.5
72.5
75.5
82.5
85.5
88.5
77.0
79.0
82.0
73.0
74.0
77.0
TW90
TW92
TW95
2
2
2
12.700 0
12.700 0
12.700 0
90
92
95
84.0
86.0
89.0
77.5
79.5
82.5
90.5
92.5
95.5
84.0
86.0
89.0
79.0
81.0
84.0
TW98
TW100
2
2
12.700 0
12.700 0
98
100
92.0
94.0
85.5
87.5
98.5
100.5
92.0
94.0
87.0
89.0
注記 29 度台形ねじは,国際性を確保する観点からメートル台形ねじへの切換えが求められているが,両者間には
山角,ピッチなどに本質的な違いが存在する。しかしながら,表 F.4 に示すとおり,呼びには類似性がある
ので,今後の設計・製作においては,努めてメートル台形ねじの適用を図るのがよい。
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45
F 7425:2021
表 F.4-29 度台形ねじとメートル台形ねじの呼び径及びピッチ
単位
呼び径
ピッチ
29 度
台形ねじ
メートル
台形ねじ
10
12
14
10
12
14
16
18
20
mm
ピッチ
メートル
台形ねじ b)
29 度
台形ねじ
メートル
台形ねじ
29 度台形ねじ
(山数)a)
メートル
台形ねじ b)
2.116 7 (12)
2.540 0 (10)
3.175 0 (8)
2
3
3
52
55
58
52
55
-
8.466 7 (3)
8.466 7 (3)
8.466 7 (3)
8
9
-
16
18
20
3.175 0 (8)
4.233 3 (6)
4.233 3 (6)
4
4
4
60
62
65
60
-
65
8.466 7 (3)
8.466 7 (3)
10.160 0 (2.5)
9
-
10
22
24
26
22
24
26
5.080 0 (5)
5.080 0 (5)
5.080 0 (5)
5
5
5
68
70
72
-
70
-
10.160 0 (2.5)
10.160 0 (2.5)
10.160 0 (2.5)
-
10
-
28
30
32
28
30
32
5.080 0 (5)
6.350 0 (4)
6.350 0 (4)
5
6
6
75
78
80
75
-
80
10.160 0 (2.5)
10.160 0 (2.5)
10.160 0 (2.5)
10
-
10
34
36
38
34
36
38
6.350 0 (4)
6.350 0 (4)
7.257 1 (3.5)
6
6
7
82
85
88
-
85
-
10.160 0 (2.5)
12.700 0 (2)
12.700 0 (2)
-
12
-
40
42
44
40
42
44
7.257 1 (3.5)
7.257 1 (3.5)
7.257 1 (3.5)
7
7
7
90
92
95
90
-
95
12.700 0 (2)
12.700 0 (2)
12.700 0 (2)
12
-
12
46
48
50
46
48
50
8.466 7 (3)
8.466 7 (3)
8.466 7 (3)
8
8
8
98
100
-
100
12.700 0 (2)
12.700 0 (2)
-
12
注 a)
b)
29 度台形ねじ
(山数)a)
呼び径
(山数)は,25.4 mm についての値である。
このピッチは,JIS B 0216-1,JIS B 0216-2 及び JIS B 0216-3 で規定する優先ピッチを示す。
関連規格 ISO 5208,Industrial valves-Pressure testing of metallic valves
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46
JIS F 7425:2021
船用鋳鉄弁
解 説
この解説は,規格に規定・記載した事柄を説明するもので,規格の一部ではない。
この解説は,日本規格協会が編集・発行するものであり,これに関する問合せ先は日本規格協会である。
1
今回の改正までの経緯
この規格は,1996 年に制定され,2006 年(以下,旧規格という。
)の改正を経て,今回の改正に至った。
一般財団法人日本船舶技術研究協会は,JIS 原案作成委員会を組織し,JIS 原案を作成した。調査・原案作
成担当会社及び原案担当作業委員会などの履歴は,次のとおりである。
2
制定・改正
調査・原案作成
担当会社
原案担当作業委員会
日本産業標準調査会
審議専門委員会
1996 年
制定
日の本辨工業株式会社
財団法人日本船舶標準協会
標準委員会機関部会
配管ぎ装品委員会
(委員長 猪野 義隆)
船舶部会
(専門委員会の審議は省略)
2006 年
改正
日の本辨工業株式会社
財団法人日本船舶標準協会
標準委員会機器・システム部会
配管ぎ装品専門分科会
(専門分科会長 前田 明徳)
船舶技術専門委員会
2021 年
改正
日の本辨工業株式会社
一般財団法人日本船舶技術研究協会
バルブ及びこし器分科会
(分科会長 後藤 健二/大島 誠)
標準第一部会
今回の改正の趣旨
今回の改正は,この規格の引用規格改正に伴う規格本文を見直すと共に,この規格に関連する他の船用
弁[船用鋳鋼弁,青銅弁,球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)弁]の JIS(JIS F 7426,JIS F 7427,JIS F 7505)
の構成部品の名称及び使用材料に関して,最近の実状を考慮した見直しを行ったものである。
3
審議中特に問題となった事項
現行規格本体の図に記載されている部品の材質(弁押さえ,ねじはめ輪,パッキン受け輪,パッキン押
さえなど)は,現在入手困難なものがあるため,複数の材質を規定したいとの提案があり,議論を行った。
意見として,表が肥大化し見難くなるのではないか,部品項目だけ詳細に書き過ぎると全体的なバラン
スが悪くならないかなどが挙げられた。これに対し,この規格についてはどの規格で規定されている材料
がすぐにわかるようにしてもらいたいとの規格使用者からの意向が出されたため,まずは提案のとおりの
図のサンプルを作成して回覧し,メンバーの意見を徴収することにした。
その結果,特に違和感はないとの意見であったため,提案どおりの改正を行うこととなった。
解
1
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47
F 7425:2021 解説
4
適用範囲
この規格は,船の蒸気,清水・海水,油,空気管系などに用いる鋳鉄弁について規定している。
5
主な改正点
主な改正点は,次のとおりである。
a)
引用規格を見直し,改正されたものについては最新のものへの置換えと,新たに必要となった規格の
追加を行った。
b)
規格で用いる圧力はゲージ圧であることを本体に明記した。
c)
各弁の使用材料の材質に関し,最近の使用実状を考慮した見直しを行った。
d)
この規格に関連する JIS F 7426,JIS F 7427 及び JIS F 7505 の 4 規格で同一構成部品の名称が異なる
ものがあったため,それらの用語を統一した。
e)
JIS B 0100(バルブ用語)の改正に伴い,構成部品の名称“ふた”及び“カバー”を,JIS B 0100 の番
号 20102 の“蓋”に改めた。
f)
JIS F 7400(船用弁及びコックの検査通則)に従い,検査(箇条 7)の中の“耐圧検査”を“圧力検査”
に改めた。
g)
“製品の呼び方(8.)”を“製品の呼び方,略号及び略号表示方法(箇条 8)”に変更し,構成を JIS F 7426
及び JIS F 7427 にそろえた。
6
規定項目の内容
6.1
流体の状態と最高使用圧力との関係(箇条 4)
鋳鉄弁に対する流体の状態と最高使用圧力及び呼び径との関係は,弁の種類によって本体の表 2~表 6
に規定した。
6.2
構造,形状及び寸法(箇条 5)
6.2.1
玉形弁及びアングル弁の“構造”及び“形状”
弁箱に対し,蓋はフランジ取付ヨーク形とし,上部に弁棒を上下させるねじはめ輪を置き,堅ろう及び
製作の容易を主眼とした。弁体は棒足ガイドとし,船には多い横向きに取り付けられた場合にも,弁体ガ
イドの確実を期し,かつ,高速蒸気に対してさえも弁体の回転による摩耗を避けた。弁座は,ねじ込み形
に改め,蒸気の場合においても緩みを起こすことなく,確実な結合とした。また,弁座当たり面は,フラ
ットシートとして製作を容易にした。詳細については,次に示す。
a)
弁箱と蓋との部分
1)
弁箱はフランジ形とし,フランジは JIS B 2239 を適用した。
2)
玉形弁の流過路は,圧力損失をなるべく小さくするように,45 度曲がりのスムースな形状とし,隔
壁は最小流過面積を呼び径面積の 100 %以上に確保するため,丸障子とした。改正前のものは,弁
座はめ込み部の高さが小であったので,角障子にしても十分面積があったが,1956 年の改正では,
弁箱の外形は前のままとし,弁座ねじ込み部を高くしたため,流過面積の確保のために改めた。
3)
蓋は,弁箱に対し,フランジ締めとし,ヨーク形に結成された上部に弁棒上下のねじはめ輪をねじ
込み,それに止めピンを打ち込んで,ねじ戻りを防いだ。
4)
弁箱には,必要な場合ドレン弁取付座を付けるが,座の必要な場合は,注文者が指定すればよい。
5)
パッキン受け輪及びパッキン押さえのパッキンを当てる面は傾斜した面であったが,成形パッキン
が一般に用いられている現時点に適応するよう 1968 年の改正で,水平な面に改めた。
解
2
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48
F 7425:2021 解説
b)
弁体と弁棒との部分
1)
弁体は,棒足ガイド,フラットシートで,製作の容易性及び性能の確実性を期した。特に,高速蒸
気の場合でも,弁体が回転することなく,ガイド部の摩耗を最小に保つ形状とし,弁棒先端の球面
で押し付けられる構造とした。
なお,S 系列の弁体の場合,弁棒の締付け推力を受ける接触点に弁棒用座金を設けて,焼付き,
むしれきずなどが生じるのを防止するようにした。大口径弁では,弁体と棒足とを一体に鋳造する
と棒足の付け根部に鋳巣ができやすいので,呼び径 250 以上では弁体と棒足と別個に製作し,弁体
に棒足(弁体ガイド棒)を堅くねじ込んだ後,回り止めのため一部をコーキングする構造とした。
2)
弁棒は,一体削り出し形として,先端押付部の径を段付きとして大にした。かつてはこの段付きの
代わりに二つ割りのはめ輪を入れた構造のものがあったが,はめ輪脱落の欠点があるので,前記の
形状を採用した。
c)
弁座及び弁箱 従来の圧入青銅弁座は,蒸気に用いる場合,緩むおそれがあり,輸出船ではねじ込み
を要望される場合が多いので,1956 年改正時にねじ込み弁座に改めた。船用であるので一層の用心の
ため,ねじ戻り止めを施すことにした。
d)
弁箱肉厚許容差
15
肉厚について注文者と製造業者とが意見を異にすることを避けるため, +
-10 %(最
小値 1 mm)と規定した。
なお,1971 年の改正で括弧内の最小値 1 mm の規定を“許容差の計算値が 1 mm 未満の場合は,1 mm
まで許容する。”と,ただし書きに改めて明確にした。
6.2.2
ねじ締め逆止め玉形弁及びアングル弁の“構造”及び“形状”
呼び径 50~200 のものは,玉形及びアングル弁と弁箱・蓋,弁座などを共通のものとして互換性をもた
せ,弁体及び弁棒だけを逆止め弁の構造に変更した。呼び径 250 以上も同様としたが,リフトの関係で,
蓋の下方突出部の寸法の一部を変えて使用することにした。リフトは呼び径 d の 1/4 とした。ただし,呼
び径 50 は流体抵抗の関係で,若干大きくとってある。
1978 年改正で,呼び圧力 5K の呼び径 550 まで追加する要望があり検討したが,アングル弁については,
呼び径 550 を追加することとし,玉形の逆止め弁については,小口径の延長という考え方で大口径までそ
の構造を同一にすることはチャタリングによる作動上の問題があり,装置の振動を誘発助長し,大口径に
なるに従ってこの現象が著大化するおそれがある。これは構造的な問題で,大口径のものについては構造
概念を変える必要があると思われる。また,使用実績からみても数量的に僅かであるので,1978 年の改正
では,玉形弁は呼び径 300,350,400 の追加にとどめた。詳細については,次に示す。
a)
弁体 弁体上部は弁棒のはまる円筒ガイドとし,そのしゅう(慴)動部はできるだけ長くして,下部
棒足ガイドとともに弁体の安定及び作動の円滑を図った。円筒ガイドの上部に貫通する横穴を設け,
弁座のすり合わせ作業の便を図っている。ただし,1983 年の改正で,呼び径 200 以下のものについて
は,実際上この横穴を利用することはほとんどないので廃止した。また,円筒ガイド穴の底部には逃
し穴を設け,二次側との通気や筒内にたまる流体を排出できるように図っている。大形の弁体では,
棒足を一体に鋳造すると棒足の付け根部に鋳巣ができやすいので,呼び径 250 以上は弁体と棒足とは
別個に製作し,弁体に棒足(弁体ガイド棒)をねじ込み,回り止めのため一部をコーキングする構造
とした。
要部 S 系列の弁体の場合,以前は,弁棒の締付け推力を受ける接触点に弁棒用座金を設けて,焼付
き,むしれきずなどが生じるのを防止するようにしていたが,1970 年改正で廃止した。弁体は使用中
解
3
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49
F 7425:2021 解説
は自動作用で頻繁な上下運動をするため,ときには反動によって座金が飛び出したり,弁棒先端との
衝撃で破砕したりして思わぬ障害となる懸念があるので,除去しておく方が無難であろうとの見地に
よった。
b)
弁棒 下部を弁体上下動のガイドとし,ガイド部の上方につばを設け,リフトの上限を限定し,併せ
て逆座の効用も生じるようにしている。また,弁棒の頭部上面に十字の溝を切るとともに墨入れを行
い,ねじ締め逆止め弁であることの表示とした。
6.2.3
リフト逆止め玉形弁及びアングル弁の“構造”及び“形状”
この弁は,当初,シート逆止め弁(平板式)で立案が進められたが,試作実験の結果,リフト逆止め弁
の方が製造及び使用に有利であることが判明し,立案の方針を変え,リフト逆止め弁に変更し規格が作成
された。
1985 年改正で,リフト逆止めアングル弁について呼び径 350 まで追加する要望があり,検討の結果,使
用実績の比較的多い呼び 200 だけを追加した。詳細については,次に示す。
a)
弁箱及び弁座 弁箱及び弁座の形状・寸法は,5K 玉形弁及びアングル弁と全く共通のものとし,互換
性をもたせた。
b)
弁体 弁体の上下を棒足ガイドの構造にするとともに 5K 玉形弁及びアングル弁の弁体と全く同様と
し,部品の共通化を図った。弁体の上下にガイドを設けたのは,行動を確実にするためである。
c)
上部ガイド 蓋の中央部に突出部を設け,はめ輪を圧入し,上下動ガイドとした。
6.2.4
スイング逆止め弁の構造及び形状
詳細について,次に示す。
a)
弁箱 玉形とし,中央に蓋を設けた。フランジ面間寸法は構造上必要な限度にとどめ,玉形弁より短
くした。その値は,JIS B 2002(バルブの面間寸法)に合致している。呼び径と口径とは,JIS B 2001
(バルブの呼び径及び口径)によっている。
b)
弁座 当初弁箱に水平方向に圧入のうえ,弁箱外側から止めボルトをねじ込む構造としたが,1966 年
改正で,弁座をねじ込み式に改めた。
弁座面は,船用としてバルブの閉鎖を確実にするため斜面とした。弁座面の傾斜角は大きいほど効
果的であるが,工作を考慮して 6 度とした。1966 年の改正で,注文者の指定があれば弁体の弁座を合
成ゴム座の焼付けとしてもよいこととし,このための規定を設けた。
c)
弁体 アームとは別体にして強度上有利なわん形とし,弁体頭部をコーン形にして弁座に近い部分を
アームで保持し,押さえ座金とアームとの接触面に適切なすき間をもたせて弁座面に圧着の自由を図
った。
d)
ピン はめ外しを容易にするため,弁箱上部のボスの両側を貫通した穴の外側から差し込み,ねじ栓
で止める構造とした。
6.2.5
仕切弁の構造及び形状
詳細について,次に示す。
a)
弁箱,蓋及びパッキン箱
1)
仕切弁は,フランジの面間距離を短くすることができるものであるが,面間を詰めて出入口円筒部
を短くすると,弁箱壁の受ける内圧荷重によって,円筒部の水平中心線上付近に集中する曲げ荷重
のため,円筒部とフランジ及び弁座部とが共にたわむので,短く詰めることは避けるのがよく,こ
の規格では,曲げ応力が許容限界を超えないように計算して円筒部の長さを定め,これによって面
間距離を決定した。
解
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F 7425:2021 解説
なお,蓋取付部,フランジについては,内圧による弁箱のたわみに抵抗するリブを兼ねるものと
して十分な大きさをもたせ,また,蓋取付用ボルトの受ける荷重を少なくするため,ボルトの位置
をなるべく内側に置くなどの考慮を払った。
2)
弁箱に対する蓋の中心保持については,従来種々の方法が用いられており,最も確実で,かつ,容
易な方法としてテーパピンを用いてきた。しかし,小口径で蓋にガイドがないものは,位置決め用
のテーパピンがなくとも,再組立てにも支障がないとの考えによって,呼び径 50~100 のものにつ
いては,テーパピンのない構造に改めた。
3)
呼び径 50~400 は,弁棒に直接ハンドル車を取り付けた構造とした。
4)
5K 仕切弁の呼び径 450~600 の開閉機構は歯車装置付きであったが,歯車装置の軸受け金物(材質
FC200)にクラックが入る事故が報告されており,各製造業者が軸受け金物の材質変更,形状変更
など対策を行っているとの理由から,フィードバック方式によって歯車装置を省略し,10K 仕切弁
と同様に“開閉機構の詳細は注文者の指定による。”とすることの提案がなされたが,10K 仕切弁は
蒸気用として低圧でごく限られた範囲でしか使用されないため,
“開閉機構の詳細は注文者の指定に
よる。
”となっている。5K 仕切弁は蒸気だけでなく,海水,水などにも使用するため,開閉機構は
必要であるとの要望によって開閉機構は残すこととなった。また,開閉機構としては歯車装置方法,
スラスト玉軸受け方法を検討した結果,スラスト玉軸受けだけでも,操作力は歯車装置付きより大
きくなるが,操作上差し支えないとの考えによって,スラスト玉軸受け入りに変更した。さらに,
10K 仕切弁の呼び径 450~600 については,弁棒にハンドル車を直接付けるか,ギヤ構造とするか,
又は自動のアクチュエータを取り付けるかは注文者が自由に決められるようにした。
5)
ガイド面は弁体及び弁箱とも機械仕上げにして,弁体と弁棒との間にこじれを生じない程度にすき
間を小さく,弁座面の損傷をできる限り少なくした。
b)
弁体
1)
ねじこまかかり部には十分な強度をもたせるため,ブリッジ形の構造とした。
2)
弁座面の摩耗及び修理による弁体の落込みに対し,弁完成時には弁を締めたとき,弁体は弁座の中
心が,弁箱付き弁座の中心から上方の位置で止まるようにすり合わせ面を仕上げるものとした。ま
た,弁全開時に弁体の下端が弁口径内に残ることのない構造とした。
c)
弁座
1)
すり合わせ面の角度は弁体が落ちやすいので,9 度くらいがよいとの意見もあったが,外国製品,
その他規格など検討し,6 度とした。
2)
弁座取付方法として,ねじ込み式及び押込み式の 2 種類が比較検討された結果,規格制定当初は,
弁箱ひずみ(歪)の影響による当たり面の漏れが少ないとの考えによって,押込み方式が採用され
た。その後,1964 年の改正によってねじ込み方式に改正され今日に至った。
d)
15
弁箱肉厚 肉厚について注文者と製造業者とが意見を異にすることを避けるため, +
-10 %(最小値 1
mm)と規定した。
なお,1972 年の改正で括弧内の最小値 1 mm の規定を“許容差の計算値が 1 mm 未満の場合は,1 mm
まで許容する。”と,ただし書きに改めて明確にした。
6.2.6
玉形ホース弁及びアングルホース弁の“構造”
,“形状”及び“寸法”
帆布ホース用ホース弁は,普通のフランジ形弁に,フランジ形ホース継手元金物を接続してホース弁と
して用いる方法もあるが,取付け場所のスペースが大きくなるため,軽量小形化及び経済性を考慮して,
解
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51
F 7425:2021 解説
この規格は,ホース元継手を弁箱にねじ込んで,弁との一体形に近い構造としたものである。詳細につい
て,次に示す。
a)
弁箱 弁箱の主要寸法は 5K 玉形弁,10K アングル弁に準じ,出口側フランジを取り除き,ホース元
継手が取り付けられるようねじ込み形状とした。また,ホース継手のキャップ(継手蓋)は失うこと
のないように,強固な鎖で弁箱に止めるようにした。
b)
蓋,弁体,弁座及びその他の部品 これらの部品は,全て 5K・10K 玉形弁と同一のものとし,共通化
を図った。
c)
ホース元継手 ホース元継手は,JIS F 7335(船用ホース金物)の呼び径 50 及び 65 ホース金物の元継
手,キャップなどと同一のものを標準として使用することにした。1987 年規格の見直しに当たり,ア
ンケート調査の結果,ホース元継手の形状について,従来は中島式のものだけであったが,船主の要
求によって他の形状のものを取り付ける場合があり,外国船については,海外規格のホースカップリ
ングを取り付ける要求があるため,
“注文者の指定があれば,他の規格形状のものとしてもよい。”こ
との追加希望の提案があったが,検討の結果,ホース継手は数種類あり,これら全てを規格として取
り上げると規格内容が複雑となり,かつ,海外規格を JIS に取り上げることにも問題があるというこ
とで,1987 年の改正では採用を見送ることにした。
6.3
材料(箇条 6)
6.3.1
玉形弁及びアングル弁の材料
弁箱及び蓋は FC200,要部(弁体,弁座,パッキン受け輪及び弁棒)は,B 系列と S 系列とに区分した。
B 系列は,CAC406,C3771BD,C3771BE などの銅系材料を使用し,S 系列については 13Cr 系ステンレス
鋼の SUS403,SUS420J2,SCS2 などを使用した。ただし,呼び圧力 5K 弁の呼び径 250 以上のものは B 系
列だけとし,
呼び圧力 10K 弁の呼び径 250 以上には S 系列を設け,
弁体及び弁座を SC480 にしてもよいが,
この場合,弁座面にステンレス鋼の盛り金を行うこととした。
その他の部品の材料については,本体の図 4,図 6 及び図 8 に示したとおりである。また,使用箇所に
よって,さびつきを避けるためにパッキン押さえボルト,ナットなどは,注文者の指定によって黄銅系材
料を使用することになっていたが,1970~1971 年の改正で黄銅系材料だけに改めた。詳細について,次に
示す。
a)
弁体,弁座,弁棒のステンレス鋼への移向 規格制定時からの青銅弁体,弁座は最も製造しやすい方
法であるが,弁座の硬さ増加による耐久力の増強,蒸気使用の場合の弁座の寿命,海水管系における
電食問題などから,ステンレス鋼系材料への移行は以前から要望されていたものの,製造において青
銅系より困難なため実施が遅れていた。しかし,13Cr ステンレス鋼鋳造技術の進歩及び試作弁の性能
試験の結果,良好な結果を確認したので,1959 年の改正によって弁体・弁座に SCS2,弁棒に SUS403,
弁押さえに SUS420J2,弁棒用座金に SKD1 の S 系列の材料を規定した。S 系列の材料を用いる場合に
は,ステンレス鋼相互の接触面に焼付きやむしれきずなどが生じるのを防止するために,表面硬化な
どによって適切な硬さの差をもたせる必要がある。
6.3.2
ねじ締め逆止め玉形弁及びアングル弁の材料
材料は全て玉形弁及びアングル弁と同じとし,弁箱及び蓋は FC200,要部(弁体,弁座,パッキン受け
輪及び弁棒)は B 系列と S 系列とに区分した。B 系列は CAC406,C3771BD,C3771BE などの銅系材料を
使用し,S 系列については,SCS2,SUS403,SUS420J2 などを使用した。ただし,呼び径 250 以上のもの
は,B 系列だけとした。その他個々の材料については,本体の図 12 及び図 14 に記載されたとおりである
が,パッキン受け輪などの小さい部品で材料が CAC406 と記されたものでも C3771BD 又は 3771BE で製作
解
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52
F 7425:2021 解説
することは差し支えない。
6.3.3
リフト逆止め玉形弁及びアングル弁の材料
弁箱及び蓋は FC200,弁体及び弁座は CAC406 とした。その他個々の材料については,本体の図 15 に
記載したとおりである。
6.3.4
スイング逆止め弁の材料
弁箱及び蓋は,FC200 とした。弁座は当初 CAC402 としたが,1968 年改正で弁体,アームとともに CAC406
に改め,コストの低減を図った。
ピンは,当初注文者の指定があれば SUS403 としてもよいこととしたが,1970 年改正で,この規定を削
除した。1966 年の改正で,注文者の指定があれば弁体弁座に合成ゴム座を焼付けとしてもよいことになっ
た。ただし,使用温度は,70 ℃以下とした。
6.3.5
仕切弁の材料
弁箱,蓋及び弁体は FC200,要部(弁箱付弁座,弁体付弁座及び弁棒)は,B 系列と S 系列とに区分し
た。B 系列は CAC406,C3771BD,C3771BE などの銅系材料を使用し,S 系列については,13Cr ステンレ
ス鋼の SUS403,SUS420J2 などを使用した。ねじこまの材料については,S 系列においても,弁棒との焼
付防止のため,B 系列と同様 CAC406 とした。
6.3.6
玉形及びアングルホース弁の材料
弁箱及び蓋は,FC200,要部(弁体,弁座及びホース元継手)は CAC406,弁棒は C3771BD 又は C3771BE
の B 系列だけとした。その他の部品の材料については,本体の図 25 に示したとおりである。
6.4
検査(箇条 7)
検査についての所要事項及び水圧試験は,JIS F 7400 によることとした。弁箱水圧試験及び弁座水漏れ
検査は,船級協会の規則を満足できるものとし,かつ,ISO 5208 の規定に準拠して呼び径に対する最高使
用圧力の段階に準じ,試験圧力を決定した。詳細について,次に示す。
6.4.1
1)
玉形弁及びアングル弁
弁箱水圧検査 弁箱水圧検査は,主として弁箱の強さや鋳巣の有無を検査するのが目的である。そ
こで,一般に蒸気に使用される場合,最高使用圧力の 2 倍で検査して異状がなければ合格とされて
いる。1950 年の規格制定時は蒸気最高使用圧力の 2 倍に規定したので,蒸気使用の場合は,船級協
会の規定と相異しないのであるが,このバルブが 120 ℃以下の静流水に使用される場合には,その
最高使用圧力は蒸気の場合のそれより約 40 %高く使用できることを規定している。流体の状態によ
って最高使用圧力を変化できるこの規定は,合理的な安全率のもとに使用の最高限界を適切に拡大
したもので,バルブを呼び圧力以上に有効に使用できて,経済上有利である。この規定は,同程度
の安全性を確保している考え方であるから,蒸気に使用する場合も,静流水に使って最高使用圧力
を蒸気の場合より 40 %高くした場合においても,水圧試験圧力は,呼び圧力の 2 倍とすることに変
わりはない。この考え方は,各国一般的に採用されているところで,JIS B 2201(鉄鋼製管フラン
ジの圧力段階),その他 ASA B 16.5:1957,ASA B 31.1:1955,DIN 2401:1936,BS 10-Part 5:1932 など
でも同じ趣旨のことが規定されている。すなわち,流体の状態によって,使用圧力に対する試験圧
力の割合は同じでないので,これを同じ割合にすることは,安全率の不足か過度か,いずれかを来
すのである。
しかるに一般財団法人日本海事協会の鋼船規則及びロイドルールでは,船の場合は,高度の安全
性を要する見地から上記の考え方は採用されておらず,蒸気・静流水など流体の種類のいかんにか
かわらず,使用圧力の 2 倍の水圧検査を要することになっている場合が多いので,1950 年制定のも
解
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F 7425:2021 解説
のでは,静流水使用の最高使用圧力の場合には,水圧試験圧力は不足となる。船用弁としては,船
級協会の規則にも適合させておくことが必要なので,1952 年~1953 年の改正で,呼び圧力の 2 倍の
試験圧力で行い,呼び圧力を超えて使用するものは,その圧力の 2 倍で行うことにした。
その後,1964 年の改正で,試験圧力を合理的に単一化する見地から,試験圧力は,流体に対する
最高使用圧力の最高と最低の平均の 2 倍としていたが,その後,各船級規則とも改正が行われ,ま
た,ISO 規格でも弁箱水圧検査の試験圧力は,最高使用圧力の 1.5 倍としている。したがって,1983
年の改正では,これらの動向に合わせ,120 ℃以下の静流水に対する最高使用圧力の 1.5 倍の試験圧
力で行うことにした。
2)
弁座水漏れ検査 弁座水漏れ検査は,バルブの使用状態において,弁座部からの漏れの有無を検査
するものであるから,弁箱水圧検査と同等の高い圧力で検査する必要はなく,最高使用圧力とほぼ
同じでよいので,120 ℃の静流水に対する最高使用圧力の 0.1 MPa 増し,としていたが,1983 年~
1985 年の改正では,ISO 5208 の規定に準拠し,試験圧力は最高使用圧力の 1.1 倍とした。
6.4.2
ねじ締め逆止め玉形弁及びアングル弁
詳細について,次に示す。
1) 弁箱水圧検査 流体に対する最高使用圧力の最高と最低の平均の 2 倍としていた従来の試験圧力を,
1978 年改正で,流体に対する最高使用圧力の最高の 2 倍に改正されたが,その後,各船級規則とも
改正が行われ,また,ISO 5208 でも弁箱水圧検査の試験圧力は,最高使用圧力の 1.5 倍としている。
したがって,1983 年改正では,これらの動向に合わせて,120 ℃以下の静流水に対する最高使用圧
力の 1.5 倍の試験圧力で行うことに改めた。
2)
弁座水漏れ検査
止め弁とした場合と逆止め弁の場合とに分けて検査することとし,試験圧力は
ISO 5208 に準拠して次のとおりとした。
2.1)
止め弁とした場合,弁体の下方から最高使用圧力の 1.1 倍の圧力で行う。
2.2)
逆止め弁とした場合,弁体の上方から最高使用圧力の 1.1 倍で加圧した後,これを本体の表 1 に示
す力まで降圧して,低い背圧だけによる弁座面の気密を試す。
6.4.3
リフト逆止め玉形弁及びアングル弁
詳細について,次に示す。
a)
弁箱水圧検査 流体に対する最高使用圧力の最高と最低の平均の 2 倍としていた従来の試験圧力を,
1985 年改正で,120 ℃以下の静流水に対する最高使用圧力の 1.5 倍の試験圧力で行うことに改めた。
b)
弁座水漏れ検査 逆止め弁の検査として,従来は 120 ℃以下の静流水に対する最高使用圧力の 0.1 MPa
増しであったのを,1985 年改正で最高使用圧力の 1.1 倍の試験圧力で行うことに改めた。
6.4.4
スイング逆止め弁
弁箱水圧及び弁座水漏れ検査は,ねじ締め逆止め玉形弁に準じた。
6.4.5
仕切弁
詳細について,次に示す。
a)
弁箱水圧検査 弁箱の水圧検査圧力は,制定当初呼び圧力の 2 倍の試験圧力で行い,呼び圧力を超え
て使用するものは,その圧力の 2 倍で行うことにした。
その後,1964 年の改正で試験圧力を合理的に単一化する見地から,試験圧力は流体に対する最高使
用圧力の最高と最低の平均の 2 倍,すなわち,
0.7+0.5
×2=1.2 MPa としていた。
2
1968 年に呼び径 450~600 が追加になり,その弁箱水圧試験圧力は,飽和蒸気を除いた最高使用圧
解
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F 7425:2021 解説
力の最高と最低の平均の 2 倍とした。その後,各船級協会規則とも改正が行われ,また,ISO 規格で
も弁箱水圧検査の試験圧力は最高使用圧力の 1.5 倍としている。したがって,1983 年~1984 年の改正
ではこれらの動向に合わせて,120 ℃以下の静流水に対する最高使用圧力 1.5 倍の試験圧力で行うこと
にした。
b)
弁箱水漏れ検査 仕切弁は内圧による弁箱のひずみを避け難いので,試験圧力と実際使用圧力との差
をできるだけ少なくすることが合理的である。そのためには用途に応じて試験圧力を変えるのが理想
的であるが,個々の弁の実際使用圧力に応じて試験圧力を変えることは規格として取扱いが困難であ
り,また,製品使用の融通性の上から不便があるため,規格としては最高使用圧力に基づいて試験圧
力を定めるほかないので,最高使用圧力の 1.1 倍を試験圧力とした。1968 年の改正において,呼び径
450~600 が追加になり,その弁座水漏れ試験圧力は呼び圧力 5K 弁では 0.5×1.1=0.55 MPa とし,10K
弁は 1.2×1.1=1.32 MPa とした。
同年,呼び径 300 以上のバルブの弁座水漏れ試験圧力を下げて,試験をすることができるように改
正した。1976 年制定の 16K 弁は最高使用圧力の 5 %増しの数値を丸め 1.7 MPa とし,この圧力以下で
注文者の指定する圧力としてもよいとした。1983 年~1984 年の改正では,ISO 5208 の規格に準拠し,
試験圧力は最高使用圧力の 1.1 倍と以前からの考え方と同じであるが,今回小数点以下第 2 位まで数
値を規定することにした。
すなわち,
5K 弁
10K 弁
呼び径 400 以下
0.7×1.1=0.77 MPa
1.4×1.1=1.54 MPa
呼び径 450~600
0.5×1.1=0.55 MPa
1.2×1.1=1.32 MPa
16K 弁
呼び径 400 以下
1.6×1.1=1.76 MPa
とした。
6.4.6
玉形ホース及びアングルホース弁
詳細について,次に示す。
a)
弁箱水圧検査 弁箱水圧検査の試験圧力は,制定時,呼び圧力の 2 倍に規定していたが,1971 年の改
正では,試験圧力を合理的に単一化する見地から,流体に対する最高使用圧力の最高と最低の平均の
2 倍で行うこととし,更に 1987 年の改正で,最高使用圧力の 1.5 倍の試験圧力で行うことに改めた。
b)
弁座水漏れ検査 弁座水漏れ検査の試験圧力は,従来最高使用圧力の 0.1 MPa 増しであったのを,1987
年の改正で最高使用圧力の 1.1 倍の試験圧力で行うことに改めた。
c)
元継手水圧検査 元継手水圧検査の試験圧力は,JIS F 7335 と同じ試験圧力としていたが,元継手の
耐圧試験及び弁箱耐圧力試験を別々に行うことは,試験作業の段取り及び時間が多くかかるため,1971
年改正の際,実験による確認の結果,元継手の水圧検査は,弁箱に取り付けた状態で弁箱の試験圧力
で同時に行ってもよいことにした。
6.5
表示(箇条 9)
弁箱側面に表示するものとしては,呼び圧力,呼び径,流れ方向の矢印,製造業者名又はその略号,製
造年があり,このほかにハンドル車上面に文字板が付けられる。詳細について,次に示す。
a)
仕切弁の表示 バルブの弁箱側面に表示する事項は,従来呼び圧力,呼び径,弁座水漏れ試験圧力,
解
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55
F 7425:2021 解説
製造業者名又はその略号,製造年月であったが,1983 年~1984 年の改正において呼び径 250 以下のバ
ルブでは弁座水漏れ試験圧力と実際の使用圧力とに差が生じても,弁のひずみは少なく,あたり面の
漏れはないとの考えと,呼び径 300 以上の場合でも,JIS 以外の試験圧力が使用者によって指定され
ることがほとんどなく,JIS に指定された試験圧力で試験を行った場合には,試験圧力を表示しなく
ても混乱しないとの考えによって,弁座水漏れ試験圧力の表示は“呼び径 300 以上で検査圧力が,注
文者の指定による場合だけ表示する。”の注記を追加した。
7
その他の解説事項
7.1
7.1.1
制定・改正の趣旨
制定の趣旨
鋳鉄弁は広く船用に使用されているが,弁の良否は直ちにそれが取り付けられた機械装置全体の機能に
影響することが大きい。垂直に取り付けられることが多い陸上のものに比べて,特に船内機関室などでは
横向き,傾斜又は下向きに取り付けられることも多く,また,船の動揺,振動の影響を受けやすく,過酷
な使用条件下での確実な性能,標準化による互換性及び経済性をもつ船用弁の規格制定が要望された。そ
こで船用として狭い場所で操作しやすく,性能が確実で,広範囲の弁製造業者が製造できる船用弁の規格
制定を目的として,各種の規格が作られた。
船用鋳鉄弁は,昭和 23 年に 5K 玉形弁及びアングル弁の規格が JES 船舶 0705(船用鋳鉄 5K 玉形弁)及
び JES 船舶 0706(船用鋳鉄 5K アングル弁)として制定されたのが始まりで,その後,昭和 24 年 6 月 1
日に工業標準化法が制定されるに伴って,JES 規格を基に JIS が作られ,解説表 1 に示すとおり逐年バル
ブ規格の追加の要望にこたえ,数多くの規格が制定されるとともに,工業標準化に基づき規格の見直し及
び改正が行われ,内容も充実されて今日に至った。しかしながら,規格数が多くなったため,規格の見直
しが繁雑となり,規格間での内容の重複が多くなったり,整合性が悪くなってきて,規格の使用上不便と
なることも予想された。
財団法人日本船舶標準協会/標準委員会/機関部会/配管ぎ装品委員会(当時)では,船用弁規格の新
体系に関する調査研究報告書(昭和 43 年社団法人日本造船研究協会)及びバルブ標準化推進に関する調査
研究報告書(昭和 55 年社団法人日本バルブ工業会)などの資料を参考として,昭和 63 年度及び平成元年
度の 2 年にわたり,
“JIS F バルブ及びその関連規格の体系的見直しに関する基礎調査”を実施した。この
調査の結果,船用弁規格の新体系は解説図 1 のとおりとし,①個別製品規格の整理統合案の作成,②国際
規格との整合,③関連 JIS との整合を図ることにした。平成 2 年度において,まず,各種の船用鋳鉄弁を
モデルとして焦点を絞り,その体系の在り方,規定の仕方などについて数回の審議を重ねて船用鋳鉄弁規
格の整理統合案を作成,その過程を踏まえて,整理統合したこの船用鋳鉄弁規格を作成した。
解
10
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56
F 7425:2021 解説
解説表 1-整理統合した個別製品規格
規格番号
規格名称
制定年月日
最近の改正年月日
JES 船舶 0705
JIS F 7305
船用鋳鉄 5K 玉形弁
昭和 23 年 10 月 25 日
昭和 25 年 8 月 14 日
平成元年 6 月 15 日
JES 船舶 0706
JIS F 7306
船用鋳鉄 5K アングル弁
昭和 23 年 10 月 25 日
昭和 25 年 8 月 14 日
平成元年 6 月 15 日
JES 船舶 0707
JIS F 7307
船用鋳鉄 10K 玉形弁
昭和 24 年 1 月 13 日
昭和 25 年 8 月 14 日
平成元年 6 月 15 日
JES 船舶 0708
JIS F 7308
船用鋳鉄 10K アングル弁
昭和 24 年 1 月 13 日
昭和 25 年 8 月 14 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7309
船用鋳鉄 16K 玉形弁
昭和 25 年 8 月 14 日
昭和 63 年 1 月 5 日
JIS F 7310
船用鋳鉄 16K アングル弁
昭和 25 年 8 月 14 日
昭和 63 年 1 月 5 日
JIS F 7353
船用鋳鉄 5K ねじ締め逆止め玉形弁
昭和 29 年 2 月 5 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7354
船用鋳鉄 5K ねじ締め逆止めアングル弁
昭和 29 年 2 月 5 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7375
船用鋳鉄 10K ねじ締め逆止め玉形弁
昭和 35 年 7 月 1 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7376
船用鋳鉄 10K ねじ締め逆止めアングル弁
昭和 35 年 7 月 1 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7377
船用鋳鉄 16K ねじ締め逆止め玉形弁
昭和 35 年 7 月 1 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7378
船用鋳鉄 16K ねじ締め逆止めアングル弁
昭和 35 年 7 月 1 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7358
船用鋳鉄 5K リフト逆止め玉形弁
昭和 32 年 8 月 18 日
昭和 63 年 1 月 5 日
JIS F 7359
船用鋳鉄 5K リフト逆止めアングル弁
昭和 32 年 8 月 18 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7372
船用鋳鉄 5K スイング逆止め弁
昭和 32 年 3 月 26 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7373
船用鋳鉄 10K スイング逆止め弁
昭和 41 年 3 月 10 日
昭和 63 年 1 月 5 日
JIS F 7363
船用鋳鉄 5K 仕切弁
昭和 26 年 6 月 8 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7364
船用鋳鉄 10K 仕切弁
昭和 26 年 6 月 8 日
平成元年 6 月 15 日
JIS F 7369
船用鋳鉄 16K 仕切弁
昭和 51 年 2 月 1 日
昭和 63 年 1 月 5 日
JIS F 7333
船用鋳鉄ホース弁
昭和 37 年 2 月 1 日
昭和 62 年 3 月 1 日
船用弁
船用青銅弁
船用鋳鉄弁
船用可鍛鋳鉄弁
船用鋳鋼弁
船用鍛鋼弁
船用バタフライ弁
船用特殊弁
非常遮断弁
排油弁
*設計基準
製品対象規格
検査基準
使用基準
*表示基準
*メンテナンスなどの基準
*印は,他部門(JIS B,ISO など)を参考にすべき項目を示す。
解説図 1-船用弁規格の新体系
7.1.2
2006 年改正の趣旨
2006 年の改正の趣旨について,次に示す。
a)
SI 単位導入の際,規格値の換算方法が他の船用弁規格と同等でなかったため,整合性の観点から規格
値の調整を行った。
b)
材料の JIS H 5111 の“BC6”が JIS H 5120(銅及び銅合金鋳物)の“CAC 406”に改正されたことに
伴い,材料記号の見直しを行った。
解
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57
F 7425:2021 解説
c)
2001 年にねじ規格 JIS B 0205 及び JIS B 0207 が,JIS B 0205-1,JIS B 0205-2,JIS B 0205-3 及び JIS B
0205-4 に整理統合されたので,ねじの表示の見直しを行った。
d)
2004 年にフランジ規格 JIS B 2210(鉄鋼製管フランジの基準寸法)が,JIS B 2239(鋳鉄製管フラン
ジ)に改正されたので見直しを行った。
e)
従来の JIS B 0222(29 度台形ねじ)が廃止されたため,当該規格に関連する部分を本体の附属書 6 と
して記載した。
7.2
個別規格のこれまでの改正の趣旨
個別規格に共通する改正事項については,次のとおりである。また,個別規格に関する改正事項は,解
説表 2 に記載したとおりである。詳細について,次に示す。
a)
1952 年~1954 年 工業標準化法による見直し審議を行った結果,船級協会の規則に合わせるため,弁
箱水圧検査及び弁座水漏れ検査の試験圧力を次のように改正した。
1)
弁箱水圧検査 従来,水圧試験圧力は,呼び圧力の 2 倍と規定されていたが“ただし,呼び圧力を
超えて使用するものは,その圧力の 2 倍”に改めた。これは,最高使用圧力は 120 ℃以下の静流水
の場合,呼び圧力の約 40 %高く使用できることが規定されている。しかし,船級協会規則では使用
圧力の 2 倍の水圧検査が要求されているので,静流水使用の最高使用圧力の場合には,水圧試験圧
力が不足するため,ただし書きを追加規定したものである。
2)
弁座水漏れ検査
従来,弁座水漏れ試験圧力は,120 ℃以下の静流水の場合の最高使用圧力に 1
2
“流体の状態と最高使用圧力の関係”のただし書きに“特別の場
kg/cm 増しとして規定していたが,
合呼び径によって,最高使用圧力の 10 %まで超えて使用することができる”と規定があり,この特
別の場合にも満足できる試験圧力を規定しておいた方がよいとの意見があり,120 ℃以下の静流水
の場合の最高使用圧力×1.1+1 kg/cm2 に改めた。
流体の状態と最高使用圧力との関係 JIS B 2213(16 kg/cm2 鉄鋼製管フランジの基本寸法)の改正
3)
に伴って,呼び圧力 16K 弁の静流水の場合の最高使用圧力“20 kg/cm2”を“22 kg/cm2”に改めた。
4)
フランジのボルト穴数 呼び圧力 16K 弁の呼び径 50 mm 及び 70 mm のフランジのボルト穴数を,
JIS B 2213 の改正に伴って,“4”を“8”に改めた。
b)
1956 年~1957 年 船用弁専門委員会において見直し審議を行い,輸出船の現状に即応させるため,次
のように改正した。
1)
流体の状態と最高使用圧力との関係 従来,“特別な場合呼び径によって,最高使用圧力の 10 %ま
で超えて使用することができる。
”と規定していたが,呼び径の全範囲に適用することに改めた。
2)
15
構造,形状及び寸法 弁箱及び蓋肉厚の許容差 +
-10 %(最小値 1 mm)の規定を追加した。
3)
材料
3.1)
弁体及び弁座の引用規格 JES 金属 6651 の“BC3A”は,JIS H 5111 の“BC2”に改めた。
3.2)
注文者の指定によって,弁棒,弁体及び弁座の材料を,ステンレス鋼系材料にすることができる
ように改めた。
4)
弁座水漏れ検査 弁座水漏れ検査の試験圧力は,呼び径によって異なることなく,同一にした。こ
れは,特別の場合,最高使用圧力の 10 %まで超えて使用することが,全呼び径に適用されるように
なったためである。
c)
1958 年~1959 年 船用弁専門委員会において,見直し審議を行った結果,次の改正が行われた。
1)
流体の状態と最高使用圧力との関係 “特別な場合は,最高使用圧力の 10 %まで超えて使用するこ
解
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58
F 7425:2021 解説
とができる。
”というただし書きを削除した。これは近年,このただし書きを適用している場合が少
なくなったためである。
2)
構造,形状及び寸法 ハンドル車の径は,JIS B 2601(ハンドル車)の径に合わせるため“230 mm”
を“224 mm”,“320 mm”を“315 mm”,“360 mm”を“355 mm”にそれぞれ改めた。
3)
材料
3.1)
弁箱,蓋及びパッキン箱などは,JIS G 5501(ねずみ鋳鉄品)の“FC19”
,ハンドル車は JIS G 5501
の“FC15”であったが,全て“FC20”に改めた。
3.2)
パッキン押さえ用植込みボルト及び蓋締付けナットの材料に,注文者の指定による材料として JIS
H 3423(鍛造用黄銅棒)の“BsBF”を追加規定した。
3.3)
文字板の上の六角ナットの材料の引用規格 JIS G 3101(一般構造用圧延鋼材)の“SS41”は,JIS
H 3423 の“BsBF”に改めた。
3.4)
割りピンの材料の JIS G 3505(軟鋼線材)の“SWRM3”は,JIS H 3521(黄銅線)の“BsW1S”
に改めた。
3.5)
パッキンの材料は,
“用途によって指定する。
”とあったのを“JIS F 7102(船舶機関部管系用ガス
ケット及びパッキン使用標準)による。
”と改めた。
3.6)
4)
文字板の材料の JIS H 3201(黄銅板)の“BsP1-O”を“BsP3-H”に改めた。
検査
4.1)
検査は,新たに制定された JIS F 7400 によることに改め,材料検査,寸法検査,組立検査を追加
規定した。
4.2)
弁座水漏れ検査は,最高使用圧力の 10 %を超えて使用する規定が削除されたため,水漏れ試験圧
力を改正以前に戻して,120 ℃以下の静流水の場合の最高使用圧力に 1 kg/cm2 増しの試験圧力に改
めた。
d)
1960 年 水圧検査は従来,弁箱水圧検査,弁座水漏れ検査の順に記入していたが,弁座水漏れ検査,
弁箱水圧検査の順に改めた。
e)
1964 年 バルブ類の呼び径は,配管用鋼管の呼びに合わせるとの方針が決定されたため,次の改正が
行われた。また,バルブの試験圧力を合理的に単一化する見地から次のとおり改正された。
1)
構造,形状及び寸法
1.1)
配管用鋼管規格の改正に伴って,バルブの呼び径 70 を 65 に,130 を 125 に,160 を 150 に,180
を 175 に,220 を 225 に,260 を 250 に,360 を 350 に改めた。
1.2)
船内配管の合理化を図るため,使用実績の少ない,呼び径 120 及び 140 のバルブを削除した。
1.3)
JIS B 2211~JIS B 2213(5~16 kg/cm2 鉄・鋼管フランジの基本寸法)の改正に伴って,ボルト穴
径を改正した。
2)
材料 弁棒及び弁押さえの材料の引用規格の改正に伴って,注文者の指定による材料の JIS G 4303
(ステンレス鋼棒)の“SUS2”は,“SUS22B”に改めた。
3)
検査 弁箱水圧検査の試験圧力は,従来,
“呼び圧力の 2 倍,ただし,呼び圧力を超えて使用するも
のはその圧力の 2 倍”と規定されていたが,試験圧力を合理的に単一化する見地から,流体に対す
る最高使用圧力の最高と最低の平均の 2 倍に改めた。
f)
1967 年 配管用鋼管及び JIS B 2211~JIS B 2213 の改正に合わせて,バルブの実口径の改正が次のと
おり行われた。
1)
構造,形状及び寸法 実口径 d について,70 mm を 65 mm に,130 mm を 125 mm に,160 mm を 150
解
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F 7425:2021 解説
mm に,180 mm を 175 mm に改めた。これに伴って,それぞれの呼び径について,弁箱の関連各部
寸法及びリフトを改めた。
2)
材料 材料の引用規格の改正に伴って,次のとおり改めた。
2.1)
弁棒の材料の JIS G 4303 の“SUS22B”は,
“SUS50B”に改めた。
2.2)
弁押さえの材料の JIS G 4303 の“SUS22B”は,
“SUS52B”に改めた。
2.3)
弁棒,植込みボルト及び六角ナットの材料の JIS H 3423 の“BsBF”は,
“BsBF2”に改めた。
g)
1968 年 ISO メートルねじの採用及び使用実績に基づく材料の再検討が行われ,
次の改正が行われた。
1)
構造,形状及び寸法
1.1)
ISO メートルねじの採用によって,JIS からウイットねじが廃止されて,メートルねじだけとなっ
たため,蓋押さえボルト,パッキン押さえボルト及びフランジのボルトのねじ JIS B 0206(ウイ
ット並目ねじ及びユニファイ並目ねじ)は,JIS B 0205 に改めた。
1.2)
弁棒の二面幅 S の寸法を JIS B 1002(二面幅の寸法)に一致するよう改め,追加規定した。
1.3) パッキン受け輪及びパッキン押さえのパッキンが当たる面が傾斜していたのを水平な面に改めた。
2)
材料 使用実績による材料の見直しを行い,次のとおり材料を改めた。
2.1)
弁体,弁座,弁押さえ,ねじはめ輪,パッキン受け輪,パッキン押さえの材料の JIS H 5111 の“BC2”
は,“BC6”に改めた。これに関連して,B 系列の使用温度の最高 220 ℃を 205 ℃に改めた。
h)
1970 年~1972 年 船内配管の合理化を図るため,使用実績の少ない呼び径を廃止するという方針が決
定され,次の改正が行われた。
1)
構造,形状及び寸法
1.1)
呼び径 90,175 及び 225 のバルブを削除した。
1.2)
全開高さの最小数値を 5 mm とびに丸めた。
2)
材料
2.1)
弁棒,弁体,弁座,弁押さえ,弁付き回り止め及び弁棒用座金の材料は,B 系列と S 系列とに分
け,B 系列は,BC6,BsBFD2,BsBFE2,BsP1-O などの銅系材料を使用し,S 系列については,
SCS2,SUS52B,SUS53B,SUS50B,SUS27CP などのステンレス鋼系材料を使用した。
2.2)
弁棒,植込みボルト,六角ナット,押しボルトの材料 JIS H 3423 の“BsBF2”は,
“BsBFD2 又は
BsBFE2”に改めた。
2.3)
パッキン押さえ用植込みボルトの材料は,JIS G 3101 の“SS41”を,JIS H 3423 の“BsBFD2”に
改めた。
2.4)
3)
i)
割りピンの材料 JIS H 3521 の“BsW1S”は,
“BsW1”に改めた。
表示 表示事項に製造年を追加した。
1975 年~1979 年 1960 年の国際度量衡総会(CGPM)の決議によって国際単位系(SI 単位)が採択
され,国際規格(ISO 及び IEC)の SI 単位採用など最近の世界的な SI 単位採用の動向に合わせて,
日本でも昭和 49 年 4 月から,JIS Z 8203[国際単位系(SI)及びその使い方]に規定する国際単位系
(SI)を日本工業規格に採用することになった。国際単位系でない従来の重力単位系は SI 単位に切り
替えられ,将来は JIS から廃止されることになるが,SI 単位採用の第 1 段階として,国際単位系でな
い単位による数値の後に,国際単位系による数値を括弧書きで参考として併記することとした。
主な改正点は,次のとおりである。
1)
1.1)
材料 引用材料規格の改正に伴って,次のとおり改正した。
JIS G 4303 の“SUS52B”は“SUS420J1”に,“SUS53B”は“SUS420J2”に改めた。
解
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F 7425:2021 解説
1.2)
JIS G 4303 の“SUS50B”は“SUS403”に改めた。
1.3)
JIS G 4305 の“SUS27CP”は“SUS304”に改めた。
{MPa}の SI 単位
国際単位系の採用 “最高使用圧力”及び“水圧検査の圧力”の単位 kg/cm2 は,
2)
とした。
なお,MPa は圧力に用いる SI 単位であって,1 kgf/cm2=0.098 066 5 MPa である。また,図の“計
算重量”は,
“計算質量”に改めた。
3)
その他 JIS B 0001(機械製図)の改正に伴う図面の寸法表記の訂正,規格票の様式及び字句の訂
正を行った。
j)
1982 年~1985 年 JIS F フィードバックシステムに基づく改正提案及び JIS 関連規格の改正によって,
規格の見直しを行い,次の点を改正した。
1)
構造,形状及び寸法 計算質量は,他の関連規格に合わせ参考とした。
2)
材料 材料について,次の改正を行った。
2.1)
銅合金材料の JIS 改正(1977 年)に伴い,規格番号及び記号を改めた。
2.2)
従来 JIS H 3250(銅及び銅合金棒)の“C3771BD”を採用していた六角ナットは,強度的にもそ
ん色がなく市場性のよい JIS H 3250 の“C3604BD”に改めた。
3)
検査 水圧検査は,船級規則及び ISO 5208,Industrial valves-Pressure testing of valves に準拠し,次
のとおり改めた。
k)
3.1)
弁箱水圧検査の試験圧力は,最高使用圧力の 1.5 倍とする。
3.2)
弁座水漏れ検査の試験圧力は,最高使用圧力の 1.1 倍とする。
1988 年~1989 年 単位及び数値を国際単位系(SI)とし,括弧を付けて従来単位及び数値を併記した。
なお,SI の導入(第 2 段階)に当たっては,フランジ,継手など他の配管系機器 JIS との整合を図るた
め,換算値方式を採用し,かつ,括弧内の数値は規格値とした。ただし,その期間は,SI が第 3 段階へ移
行するなど前記整合の理由が解消されるまでの間とする。
解
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F 7425:2021 解説
解説表 2-個別規格の改正の要旨
JIS
番号
規格名称
改正年
制定年
F 7305
船用鋳鉄 5K 玉形弁
1950
(昭 25)
F 7306
船用鋳鉄 5K アングル弁
1950
(昭 25)
F 7307
船用鋳鉄 10K 玉形弁
1950
(昭 25)
F 7308
船用鋳鉄 10K アングル弁
1950
(昭 25)
F 7309
船用鋳鉄 16K 玉形弁
1950
(昭 25)
F 7310
船用鋳鉄 16K アングル弁
1950
(昭 25)
JIS
番号
規格名称
1952
1.呼び径 100 以
下の弁座材料
は , JES 金 属
6651 の BC3A で
あったのを蒸気
使用に対する熱
膨張による緩み
を防ぐため,JIS
G 4301 の SEC2
に改めた。
1956
1959
1964
1968
1969~1970
1971
1976
1983
1.呼び圧力 5K 及び 10K
に呼び径 180 を,また 16K
に 130 を追加規定した。
2.呼び径 100 以下の弁体
は,羽根足ガイドから棒
足ガイドに改めた。
3.弁座の弁箱に対するは
め込み方法は,圧入をね
じ込みに改めた。
4.弁箱の隔壁は,角障子
であったのを丸障子に改
め,弁座のねじ込まれる
たなの厚さを厚くするな
ど,細部の寸法が改めら
れた。
5.弁箱に付くドレン弁取
付座の位置及び寸法を,
参考として追加した。
6.弁体及び弁座に JIS G
5101 の SC46 を用いる場
合は,弁座面に硬金属の
盛り金を行うようにし
た。
1.弁体,弁座,弁棒
及び弁押さえにステ
ンレス鋼を用いた場
合,弁体に弁棒用座金
を設け,その構造を本
体の付図 2 に示した。
2.弁体及び弁座の注
文者の指定による括
弧内材料 JIS G 4303
の SUS2,又は JIS G
5101 の SC46 は JIS G
5121 の SCS2 に改め
た。
3.弁押さえの材料に,
注文者の指定による
材料として JIS G 4303
の SUS2 を追加規定し
た。
弁棒用座金 SKD1 を追
加した。
1.船内配管の合理化
を図るため使用実績
の少ない呼び圧力
16K の呼び径 120 及
び 140 のバルブを削
除した。
2.弁付き回り止めの
材料の引用規格 JIS
H 3103 の CuP-0 は,
CuP2-0 に改めた。
1.流体の状態と最高
使用圧力は,220 ℃
以下の蒸気と,
120 ℃以下の静流水
だけについて規定さ
れていたが,B 系列
は 205 ℃とし,S 系
列は 230 ℃に改め,
空気,ガス,油及び
脈動水に用いる場合
の最高使用圧力も追
加規定した。
2.パッキン受け輪の
材料に S 系列の場合
の材料として,JIS G
4303 の SUS52B を追
加規定した。
1.船舶の大形化に
伴って大口径のバ
ルブ規格化の要望
があって,呼び圧力
5K の呼び径 250~
400 を追加規定し流
体の状態と最高使
用圧力との関係及
び試験圧力を呼び
径によって区分し
規定した。
2.呼び圧力 16K の
呼び径 200 を追加
規定した。
1.呼び圧力 10K 玉
形弁は JIS F 7344 の
規格を JIS F 7307 に
包含し,呼び径 250
及び 300 を追加規定
した。
2.10K アングル弁は
JIS F 7345 の規格を
JIS F 7308 に包含
し,呼び径 250~400
を追加規定した。
3.弁付回り止めの材
料 は CuP2-0 又 は
BsP1-0 は,B 系列の
材 料 と し て BsP1-0
に,S 系列の材料と
して SUS27P に改め
た。
1.呼び圧力 10K の
呼び径 250 のもの
のリフト 83 mm を
84 mm に改めた。こ
れは他の同種のバ
ルブの JIS に合わ
せたものである。
2.呼び圧力 10K 玉
形 弁 の呼 び径 250
の も の の D1 寸 法
402 mm を 405 mm
に,呼び径 300 の
D1 寸法 458 mm を
460 mm に 訂 正 し
た。これは,アング
ル弁に合わせたも
のである。
1.呼び圧力 5K の弁
座内径 d1 寸法につい
て呼び径 350 及び 400
の寸法を 10K 弁に合
わせ改正し,部品の共
通化を図った。
2.呼び圧力 5K のハ
ンドル車 D2 寸法のう
ち,呼び径 400 につい
て 630 mm を 560 mm
に改正し JIS B 2601
のハンドル車に使用
できるようにすると
ともに,JIS F 7353 の
寸法に合わせ部品の
共通化を図った。
3.5K 弁の計算質量と
実測質量が大幅に異
なるものについて数
値を訂正した。
改正年
制定年
1957
1960
1970
1978
1983
1.呼び径 100 以下の弁体は羽根足ガイドをもっていた
が,呼び径 130 以上と同様に棒足ガイドに改めた。
2.弁座の弁箱に対するはめ込み方法は,圧入をねじ込み
に改めた。
3.弁箱の隔壁は,従来角障子であったのを丸障子に改め
た。
4.弁座水漏れ検査で弁棒を全開の状態で弁体の上方から
8 kgf/cm2 から徐々に 4 kgf/cm2 に至る試験圧力を加えて行
うことを追加した。
1.弁体の円筒上部の二面削を廃止し,
貫通する横穴に改めた。
2.弁体,弁座,弁棒の材料は,注文者
の指定があれば弁体及び弁座は SCS2,
弁棒は SUS22B にしてもよいに改め
た。
3.上記の 2.の場合,弁体に弁棒用座
金を設け,その構造を本体の付図 2 に
示した。
1.呼び圧力 5K の玉形弁に
呼び径 250 を追加し,アン
グル弁に呼び径 250~500
を追加した。ただし,B 系
列だけとした。
2.弁棒用座金は廃止した。
1.呼び圧力 5K 玉形弁に呼び径 300
~400 を追加し,5K アングル弁に呼
び径 550 を追加した。
2.流体の状態と最高使用圧力との関
係について,JIS F 7300 に合わせ,
呼び圧力 5K の呼び径 250 及び 300
の空気及びガスの 5 kgf/cm2 を削除し
た。
3.呼び圧力 5K の大形弁のハンドル
車 D2 の寸法は,JIS B 2601 が利用で
きるよう改めた。
4.開閉操作を容易にするため,呼び
径 450 以上のもののハンドル車は,
注文者の指定があれば歯車装置付と
してもよいことに改めた。
5.弁箱水圧検査の試験圧力を最高使
用圧力の 2 倍に改めた。
1.呼び径 200 以下の弁体の上部の上
貫通穴を廃止した。ただし,呼び径
250 以上については,現場での作業
上(すり合わせ,組立作業などの便
利のため)残すことにした。
2.本体の付図 3 の弁座内径 d1 寸法
について,呼び径 350 及び 400 の寸
法を JIS F 7305 の改正に合わせ変更
し,部品の共通化を図った。
3.本体の付図 3 の計算質量と実測質
量が大幅に異なるため数値を訂正し
た。
F 7353
船用鋳鉄 5K ねじ締め逆止め玉形
弁
1954
(昭 29)
F 7354
船用鋳鉄 5K ねじ締め逆止めアン
グル弁
1954
(昭 29)
F 7375
船用鋳鉄 10K ねじ締め逆止め玉形
弁
1960
(昭 35)
F 7376
船用鋳鉄 10K ねじ締め逆止めアン
グル弁
1960
(昭 35)
F 7377
船用鋳鉄 16K ねじ締め逆止め玉形
弁
1960
(昭 35)
F 7378
船用鋳鉄 16K ねじ締め逆止めアン
グル弁
1960
(昭 35)
解
16
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62
F 7425:2021 解説
解説表 2-個別規格の改正の要旨(続き)
JIS
番号
規格名称
改正年
制定年
1964
1968
1971
1985
1.弁体及び弁座の材料は,
“注文者の指定が
あれば SCS2 にしてもよい。”に改めた。
1.流体の状態と最高使用圧力との関係について,
従来“120 ℃以下の油”とあったのを“油及び脈動
水”に改めた。
2.部品番号⑤はめ輪の材料に(SUS52B)を追記し
た。
1.材料について“弁体及び弁座は,注文者の指定が
あれば SCS2 にしてもよい。”というただし書きを削除
した。
1970
F 7358
船用鋳鉄 5K リフト逆止め玉形弁
1957
(昭 32)
F 7359
船用鋳鉄 5K リフト逆止めアング
ル弁
1957
(昭 32)
JIS
番号
規格名称
改正年
制定年
1960
1966
F 7372
船用鋳鉄 5K スイング逆止め玉形
弁
1957
(昭 32)
1.字句を一部改め,材料記号など一部訂正
した。
F 7373
船用鋳鉄 10K スイング逆止めアン
グル弁
1966
(昭 41)
1.呼び径 175 及び 200 のものを追加した。
2.弁座を圧入式からねじ込み式に改めた。
3.弁体弁座に合成ゴム座焼付けのものを追加した
(使用温度 70 ℃)。
JIS
番号
規格名称
改正年
制定年
1958
1964
1968
1972
1983~1984
1.最高使用圧力を呼び径によって変えた。
2.流体の状態のうち,飽和蒸気(排気)から(排気)を削除した。
3.弁体ガイド部については製作図面に詳細が定めてあるので,ガイド
についての条件を規格本文から削除した。
4.弁座をねじ込みにすることもできるようにした。
5.弁箱又は蓋に掃除穴を設けることができるようにした。
6.弁棒を伝導軸取付けに変えてもよいことにした。
7.ドレンプラグの要否は,注文者が指定することにした。
8.呼び径 280 以上の弁箱に鉢巻リブを設けた。
9.弁座は BC3A を BC2 又は SUS2 に改めた。
10.弁棒は,注文者の指定があれば SUS2 にすることもできるようにし
た。
11.弁座水漏れ検査は,両側の弁座について行うことにした。
12.弁座水漏れ検査の改正に伴い,流れ方向の矢印に表示を削除した。
1.飽和蒸気の最高使用圧力を改正した。
2.弁箱の高さを低くし,肉圧を弁箱と蓋とに区分し,
リブの形状,本数を追加するなどの大幅な改正を行っ
た。
3.弁棒径を細かくした。
4.弁体のねじこま取付方法をブリッジ形に変更した。
5.弁座は圧入式からねじ込み式に変更した。
6.ねじこまの SUS2 は,削除した。
7.ナット付テーパピンの材料 SS50 は SUS22B に改めた。
8.呼び径 240,280,320,430,450 及び 500 を廃止し
た。
1.呼び径 450~600
を追加規定し,付図
に構造,形状,寸法
を示したが,開閉機
構は歯車装置付き
とした。
1.弁箱の表示項目
に弁座水漏れ試験
圧力,製造年を追加
した。
1.呼び圧力 5K の呼び径 400
~600 の歯車開閉機構装置
は,スラスト玉軸受付のハン
ドル車直接開閉方式にして
もよいことに改めた。
2.蓋に弁体ガイドがない,
呼び径 50~100 のもののねじ
付テーパピンを削除した。
3.弁座水漏れ試験圧力の表
示は,呼び径 300 以上だけと
し,注記によって明確にし
た。
改正年
制定年
1968
1971
1987
1962
(昭 37)
1.本体の付図 1 及び付図 2 の番号 27 鎖の線径 1 mm 以上にすることを
追記した。
1.流体の状態と最高使用圧力との関係について,従来
は規定されておらず不便なため追加規定した。
2.ホース元継手の水圧試験について“弁箱に取り付け
た状態で,弁箱の試験圧力で同時に行ってもよい。”こ
とを追加規定した。
1.ホース元継手の形状について,従来は,中島式のものだけであったが,
船主の要求によって他の形状のものを取り付ける場合があり,“注文者の
指定があれば,他の規格形状のものとしてもよい。”ことの追加希望の提
案があったが,検討の結果,今回の改正では採用を見送ることにした。
2.面間寸法について 5 mm 間隔の数値に丸め,(約)L とした。
3.呼び径 65 の弁箱寸法 d2,R,d2′は,基本弁の中子鋳型と共通にする
ため,寸法を改正した。
F 7363
船用鋳鉄 5K 仕切弁
1951
(昭 26)
F 7364
船用鋳鉄 10K 仕切弁
1951
(昭 26)
F 7369
船用鋳鉄 16K 仕切弁
1976
(昭 51)
JIS
番号
F 7333
規格名称
船用鋳鉄ホース弁
解
17
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1.アングル弁に呼び径 200 を追加した。
1985
1.呼び圧力 5K に呼び径 250 のものを追加した。
2.本体の付図の表に蓋の肉厚 a1 の寸法を加えた。
1.昭和 58 年度第 1 回機関部会(当時)で,呼び
径 300 以上 400 までの規格化が要望されたが,検
討の結果,使用実績が少ないので今回は見送るこ
ととした。
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63
F 7425:2021 解説
8
原案作成委員会の構成表
原案作成委員会の構成表を,次に示す。
標準部会(原案作成委員会)
氏名
(部会長)
(委員)
(関係者)
所属
庄 司 る り
太 田
進
河
小
近
池
上
臼
梶
関
西
山
吉
岡
末
園
高
水
山
坪
原
金
後
渡
野
林
藤
田
田
井
田
元
嶋
田
田
敬
敏
真
直
謙
哲
貫
孝
哲
泰
一
森
田
階
野
田
井
敏
義
宣
秀
克
健
子 隆
藤 王
辺 義
構成表
東京海洋大学
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
海上技術安全研究所
日本小型船舶検査機構
一般財団法人日本海事協会
一般財団法人日本舶用品検定協会
川崎汽船株式会社
三菱造船株式会社
一般社団法人日本造船工業会
三井 E&S 造船株式会社
一般社団法人日本中小型造船工業会
常石造船株式会社
株式会社商船三井
日本郵船株式会社
日の本辨工業株式会社
一般社団法人日本マリン事業協会
一般社団法人日本舶用工業会
高階救命器具株式会社
水野ストレーナー工業株式会社
東京計器株式会社
国土交通省海事局船舶産業課
国土交通省海事局船舶産業課
国土交通省海事局船舶産業課
経済産業省産業技術環境局国際標準課
一般財団法人日本規格協会
順
幸
和
吾
樹
彰
郎
至
典
也
三
嘉
勝
彦
尚
明
光
稔
治
佐
喜
治
バルブ及びこし器分科会(原案作成作業グループ) 構成表
氏名
(分科会長)
大 島
所属
ジャパンマリンユナイテッド株式会社(2018 年
8 月から)
ジャパンマリンユナイテッド株式会社(2018 年
7 月まで)
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
一般財団法人日本海事協会(2018 年 5 月から)
一般財団法人日本海事協会(2018 年 4 月まで)
岸上バルブ株式会社
株式会社鷹取製作所(2019 年 4 月から)
株式会社鷹取製作所(2019 年 3 月まで)
株式会社中北製作所
日の本辨工業株式会社(2019 年 4 月から)
日の本辨工業株式会社(2019 年 3 月まで)
誠
後 藤 健 二
(委員)
村
玉
天
岸
綾
矢
原
古
寺
上
田
谷
上
部
野
睦
晃
宏
勝
幹
孝
清
野 峻
村 法
尚
暢
文
信
泰
文
広
祐
雄
解
18
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F 7425:2021 解説
(事務局)
高 橋 良 夫
松 本 克 也
長谷川 幸 生
渡 部
隆
解
三元バルブ製造株式会社
水野ストレーナー工業株式会社
一般財団法人日本船舶技術研究協会
一般財団法人日本船舶技術研究協会
(執筆者 渡部 隆)
19
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★JIS 規格票及び JIS 規格票解説についてのお問合せは,当協会の電子メール(E-mail:sd@jsa.or.jp)
,
又は FAX[(03)4231-8660], TEL[(03)4231-8530]にお願いいたします。お問合せにお答えす
るには,関係先への確認等が必要なケースがございますので,多少お時間がかかる場合がござい
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(1)日本規格協会グループの Webdesk(https://webdesk.jsa.or.jp/)に,正誤票(PDF 版,ダウン
ロード可)を掲載いたします。
(2)当協会の JIS 追録会員の方には,お申込みいただいている JIS の部門で正誤票が発行され
た場合,お送りいたします。
★JIS 規格票のご注文は,日本規格協会グループの Webdesk(https://webdesk.jsa.or.jp/)をご利用
ください。
JIS F 7425
船用鋳鉄弁
令和 3 年 1 月 20 日
編集兼
発行人
第 1 刷発行
揖 斐 敏 夫
発 行
所
一般財団法人 日 本 規 格 協 会
〒108-0073
東京都港区三田 3 丁目 13-12 三田 MT ビル
https://www.jsa.or.jp/
名古屋支部 〒460-0008
名古屋市中区栄 2 丁目 6-1 RT 白川ビル内
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大阪市中央区高麗橋 3 丁目 2-7 ORIX 高麗橋ビル内
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広 島 支 部 〒730-0011
広島市中区基町 5-44 広島商工会議所ビル内
TEL (082)221-7023 FAX (082)223-7568
福 岡 支 部 〒812-0025
福岡市博多区店屋町 1-31 博多アーバンスクエア内
TEL (092)282-9080 FAX (092)282-9118
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NH
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JAPANESE INDUSTRIAL STANDARD
Shipbuilding-Cast iron valves
JIS F 7425:2021
(JSTRA)
Revised 2021-01-20
Investigated by
Japanese Industrial Standards Committee
Published by
Japanese Standards Association
Price Code 14
ICS
23.060.01;47.020.30
Reference number:JIS F 7425:2021(J)
著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。
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