Uploaded by zhangwenxi1202

研究計画書 高校時代の留学経験がアイデンティティ形成に与える影響の比較研究 −カナダの中国人留学生と日本の中国人留学生の比較を通して−

advertisement
高校時代の留学経験がアイデンティテ変化に与える影響の比較研究
−カナダの中国人留学生と日本の中国人留学生の比較を通して−
1.研究背景と問題意識
1.1中国人留学生の高校留学
グローバル化に伴い、中国の学生が海外留学を選択することはますます一般的になる。しか
も、海外に留学する学生の年齢は若くなってきている。上海統計年鑑のデータによると、2020
年の上海の中学卒業者数は合計96,016人であり、その中に一般高校入学者数は合計59,721人で
、中国の学校に進学した者は62.2%に過ぎない。中国の高校に進学していなかった生徒の中に
、海外留学を選択する人は少なくないのである。
中国人留学生の低年齢化の原因について、李雪梅(2018)は中国の教育に対する幻滅を指摘し
た。中国国内では、中学校・高校入試、大学入試における競争が激化していることに加え、中
国の教育制度に対する懸念もある中で、中国の親たちは子どもを小さい頃から海外に留学させ
ることを選択した。また、中国の中等教育や高等教育の入学試験でうまくいかなかった学生に
加え、より良い教育を受けるため、また国際的な視野を広げるために、高校から海外に渡る人
々が増加した。
高校の段階からで海外に留学する場合、日本とカナダは人気のある留学先になっている。こ
の二つの国を選んだ理由を述べたい。
1.2カナダと日本を選択する理由
日本の留学生に対する開放的な姿勢は、2020年の留学生30万人計画にも表れている。戦略と
しては、海外拠点の拡充、日本の大学のグローバル化の推進、留学生のための奨学金制度にお
ける資金配分、留学生の就職を促進するためのプログラムの推進などが挙げられる(文部科学
省、2019)。高等教育だけでなく、文部科学省が発表した「平成30年度帰国者・留学生教育支
援報告書」でも、児童生徒に必要な日本語指導が10年間で1.5倍になっていることが示されてい
る。日本語指導が必要な児童生徒への日本語指導に加え、小学校、中学校、高校に入学する外
国人児童生徒がより早く学校生活に適応できるよう、様々な特別指導(”例えば、外国人児童
生徒に対する日本語支援指導など”)を実施している(文部科学省、2023)。つまり、学齢期
から大学までの段階で、日本の教育施設は留学生を受け入れる体制が整っている。
中国人に対して、カナダも人気の留学先である。カナダ政府の強力な支援に依存して、カナ
ダの教育は世界範囲では評価されている。また、カナダの小中学校の費用は、英国や米国など
の国より遥かに低い。しかも、カナダでは、従来様々な国から移民を受け入れてきた歴史があ
る。したがって、カナダにおける留学生の数は過去10年間で着実に増加した。留学生により、
カナダ経済に約220億ドル、カナダの大学には年間51億ドルの収益を毎年生み出している。留学
生がカナダ経済の成長と維持のための重要な人材源であることが認識されていると同時に、留
学生は、高齢化と出生率の低下によって生じた国の人口的不均衡の解消につながっている。ま
た、カナダの国際教育戦略では、労働力不足に対処するために留学生を募集している (Sitton,
2022) 。
1.3高校の留学経験がアイデンティティの形成に与える要因に注目する理由
高校を含む青年期において、アイデンティティの形成が重要な課題とされる。なぜなら、高
校時代は、「自分がどんな人間である」と考え始め、自分のアイデンティティを探し始める時
期である。青年期の異文化移行を経験することは、自分の存在の基の文化を知る一方で、まだ
別の文化の中で生きて、自らの存在の基盤と所属した現実社会の中で自分の存在を見出し、確
かめることと(趙、2010)が指摘した。こういう時に、異なる社会文化と接触し、アイデンテ
ィティに大きな揺れが生じる場合、心理的にも大きな影響を与えるのである。
具体的な例からみると、例えば、(Willett、2018)は、「南アフリカの文化の理解が、国内
およびグローバルレベルでの人々の「アイデンティティの認識」に影響を与えたという研究」
の中で、ステレンボッシュ大学が主催するサマープログラム(約4.5~5週間)に来たアメリカ
人学生影響を与えたという研究」の中で、ステレンボッシュ大学が主催するサマープログラム
(約4.5~5週間)に来たアメリカ人学生の13名を研究対象として選んだ。学生たちからのフィ
ードバックの中で、ナショナル・アイデンティティに関しては、南アフリカの人々の自国に対
する誇りが、アメリカ人の学生たち自身のナショナル・アイデンティティや国に対する思考を
より深く理解するきっかけになったという学生もいた。他にも、(一二三、2008)の他の国に
留学した日本人学生の文化的アイデンティティを明らかにする研究の中で、「留学の経験によ
って、日本に対する中国人の差別意識が弱いことの気付き,自文化への深い探索,自己有能感
の強化などに効果がある」ことが示れている。これらの先行研究は、学生のアイデンティティ
の変化を具体的に論じたわけではないが、共通していさるのは、留学がアイデンティティを見
つめ直す機会であるということである。留学とアイデンティティの関係については、いずれも
1年未満の短期留学を対象しました。留学期間が長くなることを伴い、現地コミュニティとの
接触が深まれば、アイデンティティの変化がより顕著になるのかどうかを検討したいと思う。
2先行研究
2.1カナダにおける文化的モザイクと日本の同化社会
本研究では、中国人の高校留学に人気のある日本とカナダを比較する理由は、多文化社会を
注目するという点にある。
初期の植民地化された背景から、カナダのアングロ・カナダ人やカナダ原住民は移民に適応
し、戦後は経済発展への関心、開放感、ヒトラーやナチズムへの嫌悪感から、さまざまな国か
らの移民を受け入れてきた(Palmer、 1976)。多くの移民を受け入れるカナダでは、多様性、
平等、包摂を促進し、文化的・社会的モザイクを形成する多文化政策をとっている。米国で提
唱されたメルティングポット形式の社会形態とは異なり、文化的モザイクは、カナダ市民権や
カナダ社会への政治的・経済的統合という文脈で、移民の文化や地域生活のある側面を保存す
ることを提唱している。つまり、カナダは多様な部分、文化、言語、民族が集まって全体を構
成する国、モザイクであることを自負しているのである。 (Palmer、1976)。移民を受け入れ
る社会環境と、文化的モザイクに特有の社会っ形態の主張が、カナダに留学する多くの中国人
学生を引き付けている。(Mirna E. Carranza)
一方では、日本での外国籍人口の増加も目立つのである。日本では2022年末に、在留外国人
数は307万5,213人となった。しかも、少子化、高齢化に呼び起こした人口減少問題や
労働力不足への急激な変化によって、今後移民の人口をますます受け入れると推測できる。こ
のような多民族化・多文化化といった社会変動に対応して、日本では多様な人々と共に生きる
社会への体制づくりが急務となっている。そこで、多様な民族・文化的な背景を持つ人々が共
に生きる社会を「多文化共生社会」と呼ぶことが定着した。(松尾、2012)
しかし、日本では「多文化共生」が進んでいるが、多くの課題に直面していることが現状で
ある。例えば、現在の日本の学校教育は、外国人の子どものニーズに十分応えられない問題が
ある。(塩原、2012)によると、日本にいる外国人児童生徒の中で、新渡日の子供は日常生活
言語としての日本語は習得してうまく使えるようになったが、学習に必要な日本語の能力はま
だまだ未熟であり、それに基づいて、外国人児童生徒の中で、学力が低迷している傾向が増え
つつある。親の職業、家庭環境、そして自分たちの生活した環境から形成したアイデンティテ
ィが親との間に観念的な違いを醸成し、コミュニケーションが困難になって、学力低迷な問題
を生じさせることになる。
多文化社会において、ホスト社会の多数派が移民という少数派に対する態度が重要な一環で
ある。移民や多文化共生に対する考え方としては、同化主義、分離主義、普遍主義、多文化主
義という4つの大きな流れがある。カナダの社会モザイクでは、多文化主義が強く支持されてい
る。一方、(永吉、2018)によると、日本国内で移民の増加や権利の付与に対する態度が最も
活発なのは、同化主義の支持者である。同化主義は、市民権付与の基準として領土的な結びつ
きを重視するが、国内の文化的多様性を認めず、国民に単一の文化を共有することを要求する
ということである。したがって、同化主義者は、移民が自国の文化を保持することを勧めるこ
とはしない。
このように、現段階では移民に対して同じように前向きな姿勢を持っているでありながら、
異なる社会的態度を持っている2つの国には、比較する価値があると考えられる。
以上のことから、日本とカナダは多文化社会として進んでいるが、多文化社会の発展の方向
性および多文化の共存を実現する程度に違いがある。日本では、多文化共生という概念が議論
されてはいるものの、まだ発展途上の段階であり、すべての文化が円満に共存できる状態には
至っていななかった。一方、カナダは移民を受け入れる歴史が長い傍らに、移民の背景が様々
であるので、文化的モザイクというカナダ特有の多文化共生体制が形成されていた。そのため
、日本とカナダを比較する価値がると考えられる。
2.2留学とアイデンティティの関係性について
(趙、2008)は、青年期の社会関係が青年の発達に大きな影響を与えると指摘している。
(趙、2008)は、の留学中の中国人高校生の異文化への適応に関する研究の中で、中国人学
生のアイデンティティ形成に影響を与える要因として、1.友人の影響や重要な他者の存在、
2.家族や両親の影響、3.中国と日本の学校文化や教育概念の違い、の3点を指摘している。ア
イデンティティを見出す過程において、周囲の環境の影響が重要にであるなる。異文化異言
語環境の中で、いかに頼れる人を見つけるか、自分のアイデンティティの確かめるかもが重
要である。
しかし、現段階では、高校生のアイデンティティに対する認識に関する研究は、まだ発展
途上にある。また、国境を越えた高校生の移動と多文化接触に関して、ほとんど注目されて
いない。なぜなら、留学をテーマとする研究は、高等教育を受けているあるいは、これから
受けようとする人々を調査対象としている。高校時代のからの長期留学に関する研究はまだ
不足している。また、北米の留学生集団に関する別の研究では、アイデンティと環境の認識
の問題がも取り上げられている。(Maulana、2020)は、学生が次のように報告したことに言及
している。「(学生)自身の意見や動機が、参照グループよりも留学の意図に影響を及ぼし
ていた。」と報告した。これは、高等教育入学後、個人が精神的に成熟するにつれて、参照
グループの影響力が低下することも意味している。そのため、本研究は高校時代からの長期
留学を注目する。このような長期留学がが留学生のアイデンティティ形成にどのような影響
を持つのかを明らかにしたい。
3.研究目的
日本とカナダとも多文化社会という名に乗っているが、実は留学生たちが存在する環境は異
なり、中国人留学生のアイデンティティ形成に異なる影響をもたらすと推測である。そのため
、本研究では、高校時代から日本あるいはカナダに留学した中国人留学生を対象にし、留学経
験がかれらのアイデンティティ形成にどのような影響を与えるのかを考察し、比較する。
ここでの長期留学というのは、半年ぐらいの短期交換留学に対して、一年以上の留学を指す
。
4.研究の枠組みと方法
4.1分析の枠組み
本研究は、準拠集団論、鏡に映った自我、アイデンティティ形成という3つの理論的枠組み
に依拠する。
準拠集団論(reference group)というのは、個人が特定の問題について判断を下す際、ある
いは、行動を選択する過程で考慮されるグループや個人のことを指す。(Kemper、1986)は準拠
集団を規範的集団(Normative
group)、比較集団(Comparison
group)、聴衆的集団(
Audience group)という3つに分ける。まだ思春期で思考力や視野が発達していない留学生た
ちは、均質な環境にいる学生ほど自分の規範グループと比較グループを明確に識別することが
できず、2つまたは複数のグループの間で混乱することがある。ある集団への帰属意識を持つこ
とができず、環境におけるこれらの集団の有益な認識と無益な認識を明確に区別できないこと
は、これらの若い学習者のアイデンティティ形成の大きな障害となる。Hüseyin
Cinoğlu
&
Yusuf Arıkan(2012)によれば、集団の一員であることを意識すること、集団の一員であるこ
とを望むこと、あるいは集団に入ることを強いられることは、アイデンティティを形成しよう
とする自己に多大な影響を及ぼす。自己は、構造(集団や社会)によって承認・確認されるア
イデンティティを形成するために、内的・外的な力学を利用する。
高校生にとって、自分のアイデンティティの中で最も重要なのは、自分が他人に何を見せた
いのか、自分がどのグループに属していると考えることである。社会学において、(Cooley(
1902)の「自己概念は、環境における他者の反応や評価の反映として形成される」という「鏡
に映った自我」の概念は広く知られ、それは自己概念に関する社会学的文献を支配している。
また、自己のイメージを映し出す「鏡」として準拠集団や重要な他者を重視する、社会化の社
会学的理論の中核を構成している。他人の心の中に自分の容姿、マナー、目的、行動、性格、
友人などに関する何らかの考えを感じ、その影響をいろいろと受ける。
(StetsとBurke(2000)は、アイデンティティ形成のプロセスは自己分類から始まると主張
している。このプロセスにおいて、個人は自分に期待される役割を認識し、内面化するように
なる。これらのアイデンティティに自己を一致させた後、他のアイデンティティや構造との相
互作用が始まる。この相互作用により、アイデンティティは、自分と同じように社会的役割を
担う他のアイデンティティの存在を認識し始め、関係が始まる。新しいアイデンティティを持
った個人が、その集団が望む個人になり始める、あるいはなることを学ぶのである。したがっ
て、集団の性質は、自我の新しいアイデンティティの決定的な指標となる。例えば、個人が望
むとするとしている集団が犯罪集団であれば、アイデンティティは彼らの生き方を正当化し、
内面化する方法を見出す。
4.2調査方法
本研究は、主にアンケートとインタビユーの両方を用いる。まず、日本の東京とカナダのバ
ンクーバーの留学生オンラインチャットグループ(instagram,twitter,weibo)などに通して、
インタネットアンケート調査(google form)を配布する予定である。使用言語は状況により、
日本語、中国語、または英語を利用する。調査を行う範囲は東京で高校通った中国人学生たち
とバンクーバーで高校通った中国人学生たちを設定する。また、アンケートの結果から最終的
に協力していただける対象者に対してヒアリング調査を利用して、ライフストーリーインタビ
ューの形で行う。もし可能であれば、東京の在日中国人団体や高校とバンクーバー(主にリッ
チモンド)のカナダにいる中国人団体や高校の協力を得たうえで、いくつかの条件に合わせる
学生たちを対象とする半構造化面接調査を実施する。
オンラインアンケートに対して以下のような質問を予想する。
①あなたがここに留学する理由はなんですか?
②あなたはいままでの日本人/カナダ人の中で友だちを作っていましたか?
③「日本人/カナダ人より、自分の国の人と一緒にいたい。」そう思いますか?
④「日本人/カナダ人は、自分とは別世界の人達。」そう思いますか?
⑤あなたが今通っている学校の事務所から生活についてのサポートを得ましたか?
ライフストーリーインタビューに対して以下のような質問を予想する。
①簡単な自己紹介をお願いいたします。(ex名前、年齢、昔通っていた高校が所在していた国
、今住んでいる国と町、今通っている大学)
②日本/カナダの高校に通っていた際、周りの人たちとどのような関係を結んでいましたか?
③日本/カナダの高校に通っていた際、国家に対する帰属意識は、自分の考え方に影響を及ぼ
しましたか?もしそうでしたら理由と具体的な例を教えてください。
④日本/カナダで高校通っている際に自分の未来の生き方に影響はありましたか?もしそうで
したら理由と具体的な例を教えてください。
⑤「日本/カナダの高校に通ったため、自分はほかの中国国内で高校を通った学生たちとちょ
っと違ってる」あなたはそう思いますか?もしそうでしたら理由を教えてください。
参考文献
日本語
- 共に生きる 多民族多文化社会における対話/塩原良和著
文部科学省「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(令和3年度)」
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/09/1421569_00004.htm 2023年2月13日アクセス)
文部科学省「留学生政策をめぐる現状と施策」(2019/01/21
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/043/siryo/__icsFiles/afieldfile/2
019/01/21/1396556_6.pdf
2023年5月14日アクセス)
文部科学省「帰国・外国人生徒に対する教育支援等について」(令和2年4月
https://www8.cao.go.jp/kiseikaikaku/kisei/meeting/wg/koyou/20200409/200409koyou06.pdf
2023年5月14日アクセス)
- 中国系ニューカマー高校生の異文化適応 : 文化的アイデンティティ形成との関連から / 趙衛
国著
松尾知明. (2019). 日本における多文化教育の構築 ── 教育のユニバーサルデザインに向けて
──. 日本社会科教育学会『社会科教育研究』, 2012 巻(116 号), 45–56. https://doi.org/
https://doi.org/10.18992/socialstudies.2012.116_45
永吉希久子. (2018). 日本人の多文化社会に対する意識. 東北文化研究室紀要, 59,
47. https://doi.org/http://hdl.handle.net/10097/00127840
35–
趙, 衛国、 2008, 中国人高校生の異文化適応過程 : 文化的アイデンティティ形成の要因に注目
して: 東京大学大学院教育学研究科、 337–346 p.
一二三 朋子、2008、ー留学が日本人学生の文化的アイデンティティに与える影響に関する一考察--中国における
留学生と本国の学生との比較を通してー筑波大学地域研究 = Area studies Tsukuba (29) 2008 p.101~111
英語
COOLEY, C. H. A. R. L. E. S. H. O. R. T. O. N. (2017). The Looking-Glass Self. In Human
nature and the social order (pp. 179–185). essay, ROUTLEDGE.
- Stets, J. E. and Burke, P. J. (2000). Identity theory and social identity theory.
Social Psychology Quarterly, 63, 224-237.
- Cinoğlu, H., & Arıkan, Y. (2012). Self, identity and identity formation: From the
perspectives of three major theories. Journal of Human Sciences, 9(2), 1114–1131.
Retrieved from https://www.j-humansciences.com/ojs/index.php/IJHS/article/view/2429
-Palmer, H. (1976). Mosaic versus Melting Pot?: Immigration and Ethnicity in Canada
and
the
United
States.
International
Journal,
31(3),
488–528.
https://doi.org/10.2307/40201356
-The Colonial Mirror: Newcomer Families as Civic Bodies Copyright © by Dr. Mirna E.
Carranza. All Rights Reserved.
-Kemper,
T.
D.
(1968). Reference Groups, Socialization and Achievement.
American Sociological Review, 33(1), 31–45. https://doi.org/10.2307/2092238
-Sitton, I. G. (2022, November 9). Canada identifies international students
as
“ideal
immigrants”
but
supports
are
lacking.
The
Conversation.
https://theconversation.com/canada-identifies-international-students-as-idealimmigrants-but-supports-are-lacking-191105
Huda Maulana (2022) Relevant Others: Identifying the Reference Groups of International
Students in the USA, Journal of Nonprofit & Public Sector Marketing, 34:2, 204-227,
DOI: 10.1080/10495142.2020.1798858
中国語
-上海统计年鉴統計年鑑
https://tjj.sh.gov.cn/tjxw/20230206/4e5ba0cc0e324c06945d48dbbc570451.html
-[1]李雪梅.(2018).中国大陆低龄学生出国留学的动因及影响研究(硕士学位论文,厦门大学
).https://kns.cnki.net/KCMS/detail/detail.aspx?dbname=CMFD202201&filename=1018201994.
nh
Download